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2011年7月26日 (火)

茨城大の研究者による分析・考察 【福島の友人より】

え~と、これは福島在住(5人の子持ち)の友人からのメールです。茨城大の研究者に知人がいるらしく、その方がいろいろ骨を折ってくれているそうです。研究者なので、現状を分析・考察して記すに止めておられるように思いました。

膨大な情報の中から何を掴むかは(ある程度)個々人の責任において成されるべきものと思います。が、それには判断材料(それも情報なのですが)が必須です。特に今回の件など両極の情報が無いことには判断など出来るわけもなく、であれば漁るしかありません(時間の許す限り)。臆病者の自分としては、「最悪を考えて振舞う」という、従来のスタンスで行動するしかありませんでした。杞憂に終わればそれで良し。
というわけで、あまり声高には発信しませんが、気が済むまでいろいろ(音楽とかアウトドアとか身の回りとか)やろうかと考えています。

以下、転載↓

【拡散希望】20110725『新版・原発大事故通信』

1 日常放出について  7月19日の報道では、現在も1日あたり2.4×10の10乗ベクレルが放出されている とのことです。 これが1年間続いたとすると、合計で8.8×10の12乗ベクレルとなります。 いっぽう、当初の爆発で大気に放出された放射能は全核種の合計で1.1を×10の19 乗ベクレル(ただしその99%は半減期5日の希ガスであるキ セノン133なので、 事故直後の飛来を除けば問題ない)、 ヨウ素131が1.6×10の17乗ベクレル(これも半減期8日なので現在は無視してもよ くなりつつある)、セシウム134(半減期2年)が 1.8×10の16乗ベクレル、同 137(半減期30年)が1.5×10の16乗ベクレルとされています。 したがって、日常放出に比べれば当初の放出がきわめて多いので、そちらのほう が問題であって、日常放出そのものは問題ではあっても被曝を心配する レベル ではないと思います。 4か月も経つのに放射線レベルが下がらないのは、日常放出によって汚染が増加 しているためではなく、当初放出された長寿命核種の汚染が続いている ためです。 それは換言すれば、日常放出がなくなったとしても、私たちは今後もずっと、現 在のような汚染レベルのなかで暮さねばならないことを意味します。

2 汚染水について  いっぽう、原子炉建屋やタービン建屋には10万トンを超す汚染水があり、その 放射能は6月3日時点で7.2×10の17乗ベクレルとされていま す。 仮にその1割程度はセシウムだとすると(たぶんそのぐらいではないかと思 う)、これは大変なことです。 なぜなら、それは福島で大気放出されたセシウムの5倍、チェルノブイリで放出 されたセシウムと同じくらいになるからです。 浄化装置が動き出してはいますが、汚染水が地下水として海に流れ出ているはず ですし、魚介類のセシウム汚染はだんだんひどくなる傾向にあります。 これまでは農畜産物の汚染が主として問題になっていましたが、今後は魚介類の 汚染の増加と長期化が問題になる恐れが大きいように思われます。

3 炉心への注水について  1、2、3号炉では、1日あたりそれぞれ38トン、65トン、65トンの水を蒸発させ るだけの熱が発生しています。 しかし東電は、汚染水の増加を防ぐために、これ以上温度が上昇しないぎりぎり 程度の水量に絞って注水を行っています。  2号炉に関しては、上の計算とほぼ同量の水が注入されていますが、1号炉はそ の1.5倍、3号炉は2.3倍の水が注入されています。 このことは、2号炉に比べて1号炉や3号炉の圧力容器・格納容器の破壊の程度が 多いことを示すものかもしれません。いずれにせよ、蒸発を上回る分 の水は、 ふたたび汚染水となって施設にたまったり海に流れ出したりすることになります。

4 爆発的事象の可能性について  東電は「ステップ1」を完了して「ステップ2」に移行したと言っていますが、 問題は、事故から4カ月もたつのに、炉心がどうなっているか全くわ かっていな いという点にあります。 炉心の多くが溶融するとともに、圧力容器や格納容器も破損したとされています が、具体的にはどうなっているのか解明されていません(具体的には、 溶融燃 料の一部は格納容器に落ちてはいるが大半はまだ圧力容器内にあるという見方 と、多くは格納容器に落下してしまい格納容器や基礎コンクリート を破壊する チャイナシンドロームに移行しているという見方がありえるが、実態はわからな い)。 5月にはとくに3号炉で、いくら水を入れても温度が上がり続けるという現象が起 きて緊張が走りましたが、現在は1から3号炉とも、パラメーター上 では安定し つつあるようにみえます。 燃料の多くがまだ圧力容器内にあって冷却が功を奏しているために安定している のならいいのですが、炉心にはもう燃料がないので計器上の温度は下 がってい るように見えても、実際には溶融燃料が基礎を破壊しているとなると、ある日と つぜんに施設の倒壊や蒸気爆発などが起きて、放射能が飛散す る可能性もない とはいえないことになります。 東電も政府もメディアも、この点を突っ込んで説明すべきなのですが、何もされ ていないし、私もわからないのが実情です。

5 その他  浄化装置が故障で止まったり、停電が起きたりなどが、毎日のように起きてい ますが、現段階では、事故当初に比べれば崩壊熱は減ってきているの で、短時 間の停電などで爆発的な事態がおきることを心配する必要はないと思います。 しかし、大きな余震が起きて停電が長期にわたったり、配管破断が起きたりすれ ば、原子炉が破局的な事態になる危険は存在しています。また、1から 4号機の 建屋の使用済み燃料の冷却も続いており、こちらも短時間の停電程度であれば心 配する必要はないと思いますが、大きな余震で冷却できない時 間が長期およん だり、プールが壊れて水もれが生じるような事態になれば、やはり深刻な事態を 覚悟せねばならなくなります。

転載終わり↑

 

どうも見ざる聞かざる言わざるという性質ではないようで。

 

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投稿: 大ニュース! | 2011年8月27日 (土) 15時10分

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