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2011年3月

2011年3月29日 (火)

Songs For Japan

もうご存知の方も多いかと思いますが、iTunes(USA)から!

Songs For Japan

紹介記事はこちら

あ、iTunes(JPN)もあった・・・

DLで音楽を買ったことなんてないけど、、、DLだからこの素早さなんでしょね。ん~なるほど!(CDはちょっと遅れて発売)

Songs for Japan Music Songs for Japan

アーティスト:Various Artists
販売元:Cmg
発売日:2011/04/11
Amazon.co.jpで詳細を確認する

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2011年3月25日 (金)

2011年3月25日号外。<嘘つきと卑怯者どもに振り回される20キロ30キロ圏の被災者のみなさん>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
 勝谷誠彦HP:http://katsuyamasahiko.jp/
 問合せ:info@katsuyamasahiko.jp
 情報提供・感想:stealth@katsuyamasahiko.jp
 発行:株式会社 世論社>

 

(2011/03/25 14:52), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月25日号外。<嘘つきと卑怯者どもに振り回される20キロ30キロ圏の被災者のみなさん>。

 

 『たかじんのそこまで言って委員会』収録の1本目と2本目の間の楽屋で急いでこれを書いている。
 2週間前の、まさにこの瞬間に読売テレビは大きな揺れに襲われた。それが今回の国難の始まりだった。
 今朝のメールで書いたように「嘘つき」どもがとうとう嘘をつききれなくなって、当然のことながらこうなる。
 <20~30キロ圏/避難検討/政府>
 http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2011032502000040.html

 <政府は二十四日、福島第一原発の半径二十~三十キロ圏内の住民に指示している屋内退避について、避難指示に切り替える方向で検討に入った。同圏内の放 射性物質量に変化はない一方、風評被害の影響などによって、この地域に生活物資が十分に行き届いていないため、避難させた方が得策との判断だ。与野党とも に避難範囲を拡大させるべきだとの考えが大勢を占めている。>
 今日はずっと収録なので号外は出すまいと思っていたが(毎日こんなことを書いている・苦笑・ホント、もうおしまい。よほどのことがない限り)弟経由で南相馬市から悲鳴のようなメールが届いたので書いておく。
 南相馬市には20キロ圏30キロ圏と圏外という3つの地区がある。しかし風評被害によってすべてが危ないように伝えられ大マスコミも一切入ってこない。メールには「チキンハート」とあった。
 枝野発言は地元にパニックを引き起こしたという。まず今書いたように南相馬市といっても全体がひとつではない。もし退避を命じるのならば、自治体単位で おこなうべきであって、このままだと分断され「自分のところはどこか」と混乱を引き起こす。隣との間にラインがあって、あちらは逃げたのに自分はいて大丈 夫なのかという判断は素人には出来ない。
 事故が事故だけにいちど退避すると、二度と戻って来られないと住民は思うだろう。「物資が届かないから(それも風評被害で)外に出ろというのは本末転倒だ」という声はその通りだと思う。
 退避を命じるならば自衛隊なりをつかってその足も確保し、集合場所を決め、きちんと最後まで責任を持つべきだ。「摂取制限」と同じで中途半端なことを官邸でつぶやいているのがもっとも良くないのである。
 そして退避したあとのビジョンもきちんと示せ。それによって持って行くものもかわってくるはずだ。津波や地震という「不意の災害」で「着のみ着のまま」 ではないのである。冷静に判断できる日常が続いている人びとに政府は「出ていけ」といっているのだということをわかっているのか。
 南相馬市でいま心配なのは444人いるという精神病患者のケアだという。精神科医が不足している。こうした人びとの退避はどうするつもりなのか。
 何から何まで言いっぱなし、やりっ放しだ。大マスコミはただちに記者を南相馬市に派遣し、いま何が起きているかを報じ、政府の尻を蹴り上げよ。
 いまそれができないようなら、おまえらはジャーリズム失格だし、人間としても屑の卑怯者だ。
 相馬市、南相馬市など今回の避難指示対象でこれをお読みの方がおられれば、状況を教えて下さい。必要ならば転載させてもらえるメールを頂戴できれば。
 私は現地に行くことができないが、せめて大マスコミにかわって状況を外に伝える役割を果たさせてもらいたい。

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2011年3月23日号。<被災地外のみなさん外食をしてあげて下さい。このままではみんなの「宝」である店がどんどん潰れてしまう>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/23 9:05), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月23日号。<被災地外のみなさん外食をしてあげて下さい。このままではみんなの「宝」である店がどんどん潰れてしまう>。

 

 4時起床。
 東京はいま、地震の連打にあっている。7時ごろ1発目が揺れた。続けて地震で運転を見合わせた東北新幹線が再開したとNHKのアナウンサーが喋っている 途中で2発目が来た。すぐに緊急地震速報が流れ「また波の方が先かよ」と思ったら、もういちどガツンときた。こちらの速報だったらしい。
 もはや地学屋の私でもどう説明していいのかわからない、人類史上稀な現象が起きている列島の上に私たちは住んでいる。いや、説明は出来るのだ。大きな意味での「余震」なではあるのだ。
 ああ、震源は福島県の浜通りだ。さきほどのよりもやや内陸に入っている感触がある。これ、長野県や静岡県で起きたものと同じく日本列島に対して「横」に 入っている亀裂、つまり断層ですね。それが動いている感じだ。ということは長野の時のようにここから日本海側に向けてまた余震がある可能性がなくない。福 島県の浜通り、栃木県北部など南東北から北関東にかけては少し気をつけた方がいいかもしれない。
 これまでの地震で地盤が緩んでいる。建物も脆弱になっている。いつも以上の警戒をして下さい。
 心配なのは福島原発の作業だ。まるで復旧作業を狙い撃ちしたような場所で起きている。
 次々とチャンネルを切り換えてみるがどの局も原発の情報を流していない。いや、新幹線がどうこうよりも、まず原発はいまどうなのかということを報じるべきでしょうよ。
 あ、いまやっとNHKが原発の状況を流した。安全を確認しながら作業続行とのこと。よかったよかった。
 西日本の方などはわからないだろうが、なんだかもうこちらは船に乗っているような気分だ。ベッドに寝ていても、もはや少々の揺れでは起きたりしない。ゆらりゆらりと「味わって」いるのである(泣)。
 高層マンションの方々などはそのたびにエレベーターが止まり、何十階まで歩いて登ったりしなくてはいけないから大変だ。
 私たちは「群発地震」のさなかにもいるのである。

 今日も朝から知れば知るほど見えて来るこの国の政府や大マスコミの虚妄と嘘と誤魔化しとすり替えについて書こうと肩に力が入っていたのだが、今の揺れで ちょっと抜けた(苦笑)。実はかなり書き上げていたものを、全部消した。たまには少し希望の灯が見えるような物語もいいかも知れないと思って。
 昨日は『天国のいちばん底』を書き上げて新宿に出た。部屋に籠もって狂ったように号外を出していた時期を抜けて、外に出るようになった私はつとめて外食 をすることに決めている。それが自分が生活の中でできるささやかな「支援」だからだ。『東京麺通団』『赤坂麺通団』の経営者として、いかに外食産業がダ メージを食らっているかを知っているからでもある。
 考えてみれば震災がおきる直前に私はここで「このままでは外食産業が滅びる」というようなことを書きましたよね。あの時点でそうだったのである。今の計 画停電と消費自粛ムードは死にかけていた外食産業に最後のとどめを刺しかねなくなっている。おそらく今月末でキャッシュフローの手当てがつかなくなって倒 れる店がかなり出るのではないか。ようやく調達した資金を送ろうとしてもみずほ銀行は機能していないし(笑・怒)。
 昨日は新宿の行きつけの焼鳥屋に行った。なかなか予約もとれなかった名店だが「今日はめずらしくお客様が多いです」という。それほど来客が減っているのだ。
 同業者として仕入れの様子を聞くと、卸までは入っているのだが逆にそこで滞貨しているのだという。末端の消費が冷え込んでいるのだ。そこへもってきて、阿呆どもが放射能汚染の魔女狩りで大騒ぎしている。
 「何十キロ食べれば年間被爆量」だとかくだらない発表や報道ばかりしていないで、淡々と基準値を超えたものは出荷停止するという行政機能を果たせばいい だけでしょう。量の多寡にかかわらず「食べたら死ぬで」を市場に出したらグリコ森永犯だ。そのかわり、店に現に並んでいるものは「絶対安全だから安心して 買って下さい」と、言わずともきちんとした基準での規制を国がやっていれば、消費者は普通に振る舞うのである。「国が」ですよ。何を自治体ごとの裁量に任 せているのか。これもまた、消費者が風評に惑わされる原因のひとつだ。地元の産業に不利になるような調査を自治体がちゃんとするかどうか、信じられなく なっているのである。
 どうしてこんなにわかりやすいことを大マスコミは指摘しないのだろう。

 店の女将さんは岩手出身だ。内陸部なので被害はさほどなかったが、海沿いに住んでいた知り合いが亡くなったという。かの地では知るべをたずねると、必ず 誰かは亡くなっている感触だと聞いた。それが現場のリアリティなのだろう。近いうちにまとめて触れようと思っているが「死者行方不明者の数の大嘘」はこう いう話を聞いていてもわかる。
 外食にあたって私が決めているのは「人を誘う」ことだ。一人分でも多くのお金を業界に落としたいのである。昨日の急な誘いに乗ってくれたのは30歳の女 性だった。ありがたいことに彼女も同じ思いで「女子会」を頑張って連夜やっているという。いや、ただ呑みたいだけでと思いますが(笑)。
 そんな場でどんな話をするのかと聞いていて驚いた。「今度は私たちがこの国を引っ張っていかなきゃね、と話しているんです」と言うのである。民族派の活 動家でも政治家志望でもない(笑)。ごくフツーのおね~ちゃんたちが、だ。「今ほど日本という国を意識したことはない」のだそうだ。「両親や祖父母の世代 は、戦後焼け跡から日本をここまでにして私たちを育ててくれた。次は私たちが頑張る番だ」なんて泣かせるじゃないですか。ちゃんと陛下の会見も見ていた。 「天皇陛下というのがどういうわけで私たちの象徴なのか考えている」。この答えもいい。しっかり自分たちの頭で考えればいい。確かなのは、無視しくさった 大マスコミやイヤガラセに奔走している極左政治屋どもと違って、彼女たちに陛下のメッセージはきちんと伝わっていることだ。
 若い世代(若くもないか・笑)捨てたものではないと思った。悪いことがあれば良いこともある。病魔に襲われた時に身体の免疫機能が働くように、今回の大 災厄によって日本民族の防御反応が働いて、若い世代が覚醒してくれればこんな嬉しいことはない。しかし彼女たちは言っていた。「男はね~。がっくり来てい るだけ」。頑張れ男子諸君。

 『テンソコ』の執筆の合間に新党日本の本部で田中康夫さんと話をした。援助物資を持って相馬市、南相馬市に突入して戻ってきたところである。本部の部屋にはまだ物資がうずたかく積まれていた。
 彼から聞いた被災地の様子には既にここでも触れたが、その詳細は一緒に入っていった国民新党の下地幹郎議員のブログに詳しい。「あれ、よく書けているから読んでもらって」という田中さんのご推薦である。
 <相馬市と南相馬市>
 http://www.mikio.gr.jp/blog/index.php?mode=res_view&no=2220#myu2220
 ここだけではなくその前後などもぜひ読んで下さい。私が書いてきたように国や東電から「棄てられている」当地の様子がよくわかる。田中さんを通じて聞こ えてきた現地の言葉は「原発から20、30キロ圏内の住民は死ねというのか」に尽きる。家からは出るな。食料や医薬品はとどけない、つまりは家の中で飢え て死ねということである。
 記者がいたのにNHKはとっとと逃げた。大マスコミの姿を田中さんはついぞ見なかったという。あっ、あの山路徹さんはいて「田中康夫が来ました」とかレ ポートしていたらしい(笑)。真っ先に突っ込んだ不肖宮嶋センセイといい、要するに彼らの世界なのだ。大マスコミが引いている「独自の安全ライン」は50 キロ圏。読者視聴者には「30キロで安全ですよ」と言っておきながら。
 今日は明るい話にしようなどと言いながら、また頭が沸騰してきた。イカン、イカン(苦笑)。
 電話では聞けなかった話も。南相馬市では自衛隊が避難所などを回って「100キロ圏外まで出るように」と言ってまわったという。この話、私のもとにも避 難所の方から届いていたが「まさか」と思って確認できるまで書かずに来た。国民に「30キロで大丈夫」と言っておきながら、繰り返すが大マスコミは50キ ロ、自衛隊は100キロから外に出ろと言っているのである。嘘と虚妄と誤魔化しがいかに横行しているかわかるだろう。
 この「100キロ圏外退避」はそのままうやむやになったが、結局どこからその指令が出ていたかはハッキリしない。自衛隊でこれなのだ。田中さんは断ずる。「国家の司令塔がどこにもない」と。その通りだと思う。
 私のもとによく義援金はどこに送ればいいのかという問い合わせがあるが、確実に言えるのは田中さんの新党日本に送れば即座にピンポイントに活かされると いうことだ。阪神淡路大震災のボランティアや長野県知事としての体験が活用されている。送り先はこれを参考にしていただきたい。
 http://www.nippon-dream.com/
 他の義援金の受付組織についてどうこうは敢えていわない。もちろん詐欺集団とは一線を画しているものの、かなり怪しい話も耳に入って来ている。あまりひ どければそのうち書きます。最大の問題は「スピードがない」ことだ。決定して被災地に配るまで3カ月6カ月かかるのは当たり前だという。このこと、覚えて おいて下さい。

 信じがたい情報をいくつか。しかし決して「噂」ではない。
 当初「行方不明」と言われていた福島原発の東電の職員は冷却装置を誤作動させたまま、郡山市まで逃げていたという。そこで酒を呑んで騒いでいたところを目撃されてバレてしまった。
 もちろんいま現場では命懸けの作業が続けられている。しかしやがて初動のこういう出来事はきっちり検証すべきだろう。
 航空会社でも。JAL内の工作員から。支那路線で支那人の客室乗務員が乗務拒否で稼働不足。仙台空港被災のため羽田ー福島便を増便するも、乗務する予定 の契約乗務員の親が「行かせたくない」と会社に電話(苦笑)。まあ、いろいろあります。しかし、人間の本性を、こうした事態は赤裸々に見せてくれるもの だ。
 最後はまた明るい話でしめくくろう。
 先日「閉館する赤坂プリンスを活用できないか」と書きましたね。あれからしばらく考えた。どのボタンをおせば、もっとも効果的であるかを。昨日、ひらめ いた。赤プリといえば清和会、つまりかつての福田派安倍派、今は町村派がずっと拠点としてきたところである。莫大な賃料を払ってきたはずだし、人間関係も 深いだろう。さまざまな政治ドラマを生んできた建物への愛着もあるだろうからホテルに「最後の御奉公」をさせたいという思いもあるに違いない。
 そこで私は電話をした。安倍晋三さんにである。留守電に入れておくとやがてご本人がかけてきてくれた。手早く趣旨を説明すると、飲み込みの早い人であ る。「わかりました。こちらでやってみます。党とも話してみます」とのことだった。うまく行くかどうかはわからない。だが安倍さんは有言実行の人である。 すくなくとも「検討しとけばよかった」という悔いはこれで残らない。
 この国難に立ち向かうにはひとりひとりが「悔いを残さない」ことだとも思う。

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2011年3月22日 (火)

2011年3月22日号。<大マスコミが「黙殺」している地域の被災者のみなさん。私たちはちゃんと見ています>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/22 9:17), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 
 2011年3月22日号。<大マスコミが「黙殺」している地域の被災者のみなさん。私たちはちゃんと見ています>。
   
   
 4時起床。
 昨日はお彼岸だった。彼岸とは文字通り「あちら側」のことだ。
 彼岸をすぎて、私たちはようやく此岸にたちもどり、おずおずと左右を見回しているよをに思われる。此岸は煩悩と苦痛に満ち、そこを歩いていくことはまことに辛い。しかし、しっかりとした手触りはある。
 呆然とし続けた10日余りだった。地震と津波の災禍に立ちすくみながら、原発の危機に震えていた。阪神淡路大震災の時に、私が現地に入ったのは数日後で ある。そこはもう「此岸」だった。しかし、今回「彼岸」で呆然とする時間はそれよりも長く、二つの災害の大きさは、やはり阪神の時をはるかに上回っている ことが改めて実感された。
 被災者の更なる無事を願い、亡くなった方々の冥福を祈り、なお原発への警戒を怠ることをせずにいながら、災厄の外にいる私たちは日々の営みを着実に再開 しなくてはいけない。今や、被災地を除く「日本国の七割ほど」が、かの地を支えるべく頑張る時なのである。一家の働き手の一人が倒れ、なおかつ闘病の費用 もかかる。その分を、残りの家族が稼ぎだすのだ。頑張れ!
 というわけで…とこのために屁理屈をこねてきた感は漂うが(苦笑)私もようやく発売から1週間がたってしまった新刊の紹介をすることにする。
 『日本人の「正義』の話をしよう』
 http://www.amazon.co.jp/dp/477620651X
 30歳ほども歳が違う私と岡野工業の岡野雅行さんだが、どちらも「古くさい」ことでは同じだ。
 戦後の日本は「古くさい」ことをどんとん捨てて来た。捨てる過程で大切なものも失ってきた。そのツケがここ20年の失墜と、ひいては今回の災禍で表面化したさまざまなことになっていると私は感じている。
 またまた牽強付会だが(どうもこういう時に自著の宣伝をするのはやはり恥ずかしいなあ)これからの日本国の大復興においてはその「古くささ」をもう一度 見直すことが必要になって来ると思うのだ。いやそれは「古くなかった」のかもしれない。「古いから捨てよう」という楽な道を私たちが選んでしまっただけな のかも知れない。
 そういう思いを胸に読んでいただけると、少しは国のために役立つ本かもしれません。笑える要素もかなりあります(笑)。被災地に救援物資を送る時に、ダンボールの底に潜ませていただいてもいいかもしれない。
   
 いま厳に慎むべきことは、無用な不安を煽ることだ。特に食品の放射能汚染が現実のものとなってきた以上、私たちがいかに理性をもった大人であるかということが試されている。だから、今日発売の女性週刊誌の新聞広告に踊る大活字には驚いた。
 『週刊女性』<原発巨大爆発カウントダウン/その時どうする?>
 『女性自身』<原発被爆/臨月32歳母負けない!>
 いい加減にしなさい。原発は爆発はしない。最悪でもメルトダウンなのはわかっているでしょう。被爆って何だ。妊婦に具体的な影響があるような大見出しは「風説の流布」の犯罪だ。
 もっとも「先輩」としては築地をどりがやってくれている。
 <アエラが謝罪 表紙の防毒マスクに「放射能がくる」/風評被害助長批判に>
 http://sankei.jp.msn.com/entertainments/news/110320/ent11032021480015-n1.htm
 <福島第1原発の事故をイメージした19日発売の「朝日新聞WEEKLY AERA」(朝日新聞出版発行)の表紙に対し、「風評被害を助長する」などと批判が高まり、同誌は20日、短文投稿サイト「ツイッター」で「ご不快な思い をされた方には心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
 表紙は防毒マスクをつけた人物の顔のアップに、赤い文字の見出し「放射能がくる」を重ねたもの。このデザインに対し発売後、ネット上で「恐怖心をあおってどうするのか」「インパクトばかり求めている」などと非難が相次いだ。>
 この世間の反応を女性週刊誌の編集長たちは見ていなかったのかなあ。その点『週刊文春』『週刊新潮』のみならず『週刊ポスト』『週刊現代』も腰がすわっ ていた。見事だったのはいずれもグラビアである。大マスコミがいかに本当に危ないところに突っ込んでいっていないか、事実を隠蔽しているか、がよくわか る。不肖・宮嶋茂樹をはじめとする勇士たちは続々と最前線に入り、力のある映像を送ってくれていた。必見です。
 とはいえ「万一」の時のための心の準備だけは「正確」にしておくことが大切。わが友、川西琢也金沢大准教授がHPにまとめてくれたのでリンクしておく。
 http://takuyakawanishi.wordpress.com/%e3%83%96%e3%83%ad%e3%82%b0/
   
 昨日の『スッキリ!!』で私がテリー伊藤さんに対して怒声をあげたのも、その場の発言のやりとりというよりも、あまりにこうした想像力が欠如しているか らだ。「面白ければいい」というテレビ屋の発想が許される時と許されない時がある。人体にまだ大きな影響がないほどの食品の放射性物質の汚染について延々 と報じることは百害あって一利ない。ましてや実際に被爆した時に使われるヨウ素についてフリップを持ちだして語り始めるなどというのはやりすぎだ。確かに 大多数の人は「大丈夫なんだ」と思うだろう。しかしかならず一定の割合で「ホントかな。自分は先回りしてヨウ素を確保しよう」という人びとがいるのであ る。それは今回の首都圏の物資の買い占めを見ればわかることでしょう。
 説明をしてくれた専門家の先生が悪いわけではない。ああいう方々は「最悪の場合」を淡々と語るものだ。だからこそスタジオがその不安の矛先を正しく誘導 しなくてはいけない。にもかかわらずその危うい話題をより掘り下げようとしたテリーさんに対して私は「緊急冷却装置」を作動させたのである。あとから睨み 合いになりましたけどね。
 もっとも私の中にも抑えきれない怒りがたまっていたことも事実だ。私にはどうしても伝えたいことがあった。局入りの車に乗りこむまさにその時にかかって きた一本の電話の内容を話したかったのだ。打合せでそのことを頼んだにもかかわらずわざとのようにその機会は与えられず、逆にあの百害あって一利ない情報 をだらだらと流していたのだ。
   
 電話とは田中康夫さんからだった。阪神淡路大震災の時もボランティアで活躍した田中さんは、いち早く相馬市と南相馬市に飛び込んでいた。ドライシャンプーを大量に手にして、である。
 その田中さんから昨日の早朝に電話があったのだ。両市の市長などと話したあとの田中さんの声は怒気を含んでいた。
 「大マスコミはどこも来てないよ。一社もだ。先日、松本龍防災担当相が乗りこんできたが、そこにも随行していない。いま、外に出ているこの地の記事といえば『週刊文春』のグラビアだけだよ」
 『週刊文春』の写真を世に出したのは、我等が不肖宮嶋である。ホント、不思議なんだけど、田中さんにしても私にしても不肖にしても、何かヤバいことが起きると妙につながるんだよなあ。
 なぜ大マスコミが来ないか。福島原発から近いからだ。「イラクと同じだよ」と田中さんは言った。デスクが局長が、責任をとりたくないからである。オノレの高給と天下りを守りたいからである。そういえばイラクでも突っ込んでいったのは私や不肖だったなあ(苦笑)。
 田中さんの驚愕情報は続く。なんと、被災からこの方、相馬市にも南相馬市にも東京電力からは「電話の一本もない」という。県からも連絡があったのは被災 から一週間がたってからのことだった。両市の人びとは「見捨てられている」と感じているという。メディアが入って被災状況を報じるのは、そうでない地域の 人びとの同情を誘うためではない。「ちゃんとあなたたちのことを見ているよ」と被災者の方々に伝える方が大事なのである。相馬、南相馬ではそれがなされて いないということであった。
 日本有数の事情通である田中さんの話は「これだけの事態なのに東電の勝俣恒久会長がまったく表面に出て来ない」ということの裏事情に広がって行くのだ が、それはまた後日。確かに。芸能人の醜聞の時に押しかけるあのパワーでもって、テレビのレポーターは勝俣会長の自宅に行けよな。
 金融機関も全く機能しておらず、現金を引き出せるのは郵便局だけ。医療機関から関係者が逃げたというような話だけは大マスコミは報じるが、それは逃げた のではなくいてもインフラが崩壊して何もできない、だったら他の場所に応援に行った方がいいという事情だったからだという。こんな気の毒な内実をちゃんと 取材せずに風聞によって、足を引っ張るような記事だけは垂れ流すのだ。
 ちなみにこれは別ルートからで、その孤軍奮闘している郵便局関係者の話。相馬地域ではないが、津波につかって濡れてしまった1億円の「日銀パック」を日 銀に持ち込んだところ「乾かしてから持ってこい」と突き返されたとのこと。大マスコミはこういう情報こそちゃんととって、責任者を吊るせよな。
 この相馬市と南相馬市の視聴者に私は言葉を届けたかった。無駄に垂れ流している電波でもできることがあるのである。
 全国ネットも終わりの方になって「家庭でできる節電」などというホントにどーでもいい企画をイライラしながら観ていると、フロアのスタッフと進行役の青 木源太アナが目顔で私に振ってくれた。そこで、かの地の人びとに「私たちは忘れていない」と呼びかけることができたのだ。テレビ局でもこうして現場で機転 をきかせてくれるようなスタッフもいることを覚えておいて下さい。
 
 昨日はついに仕事場に「突入」した(苦笑)。ダンボール数箱の資料を軽井沢の自宅に疎開させて、ようやく部屋の半ばまでの道が開通した。都内でもっとも激しく被災した場所かもしれないと思った(泣)。
 終えて外に飯を食いに出る。夜空にまもなく赤坂プリンスホテルが目に入ってきた。ご存じのようにあと10日ほどで閉館する。
 <シティホテル曲がり角/外資に押され戦略転換>
 http://www.sankeibiz.jp/business/news/110311/bsd1103110502004-n1.htm
 おおっ。奇しくもこの記事は11日の早朝の配信なんだなあ。その時に誰がこんな大災禍が列島を襲うと思っただろう。
 その赤プリを、避難所として活用できないだろうか。地震発生直後から実は私はそう思いついていた。すると都心をよく知る複数の方々から同様なメールが届いた。考えることはみんな一緒である。
 旅館や民宿で収容を、という時に書いたように、ホテルには既に設備が整っている。赤プリに、というと贅沢なようだが、仮設住宅などを新設するコストを考 えると、そうでもない。もちろんダブルベッドの一部屋に、一家族で入り、床も使ってもらうのである。何もかつてのバブルのころ赤プリを使ったカップルのよ うにしてくもらうわけではない(笑)。バンケットルームも使えるだろう。プライバシーはないが、東北の寒い体育館よりはよほどいいはずだ。
 何よりも、被災者の方々が日本のど真ん中にいるということの「意味」が私は大きいと思う。誰もあまり言わないが計画停電の中でも都心は電気が止まらな い。私もその恩恵を受けている。たとえばその地域の電気代を値上げしてこうした都心で受け入れる被災者の費用に回してもらってもいいではないか。
   
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東北関東震災 備忘録

タブを立ち上げすぎてメモリを食うのでとりあえず備忘録として。

避難警報出さずにドライベント

首相、谷垣氏に入閣要請

被災地市民による被災地復興のための情報ブログ

細野晴臣 ぼやき

高松聡のブログ 福島原発で起きていること

東京電力の計画停電を考える

NHK受信料の大津波がパソコンに襲いかかる!

東日本大震災エリア別救済支援情報サイト

放射線量チャート

個人住民税の寄付金制度

東電福島原発一号機、40年超の運転認可=経産省

ベイエリア在住町山智浩アメリカ日記 反日記事のソースを調べてビックリ

上杉隆のtwitterで世界を変える

東日本大震災:福島第1原発事故 米軍無人機の映像、日本政府が公開に慎重

原発を全部止めて、私たちは暮らしていけるのか(名大准教授・高野雅夫)

じょうじゃくでもよくわかる、ゆうしゃのでんりょくじぎょう

全国の放射能濃度一覧

放射線による内部被爆について(津田敏秀・岡山大教授)

アメダス実況(風向・風速)

岩上安身ustream ch

川西琢也(金沢大准教授)

武田邦彦(中部大教授)

福島原発から遠くに退避したいときの考え方 2011/3/21  藤林徹(元東芝原子炉設計部長)

西日本へ疎開を(内田樹)

 

被災地写真

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_one_week_later.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_hopes_fade_for_finding_m.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_continuing_crisis.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_new_fears_as_the_trage.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_-_vast_devastation.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/japan_earthquake_aftermath.html

http://www.boston.com/bigpicture/2011/03/massive_earthquake_hits_japan.html

http://www.youtube.com/watch?v=F1lhwSTqe-Y&feature=youtu.be

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2011年3月20日 (日)

2011年3月20日号外。<なんとか危機は乗り切ったと私は信じている。号外はこれで終わりにしたいです>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
 勝谷誠彦HP:http://katsuyamasahiko.jp/
 問合せ:info@katsuyamasahiko.jp
 情報提供・感想:stealth@katsuyamasahiko.jp
 発行:株式会社 世論社>  

 

(2011/03/20 19:56), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月20日号外。<なんとか危機は乗り切ったと私は信じている。号外はこれで終わりにしたいです>。

 

 ようやく個人での発信と大マスコミのそれがやや似てきた。大きな嘘は誰でもわかるということだ。
 私の速報の役割は終わりだと思ったのだが…。だが、については最後に書く。
 いま、大マスコミが発していることは、扱い方やコトの軽重の認識は相変わらず頭が悪いし気が狂っているけれども、受け取る側にそれなりのリテラシーがあればなんとかやっていけると思います。
 たとえばいま、3号機の炉圧があがってきたというニュースがある。昨日までなら私はすぐに速報してあらゆる最悪の事態について考えただろう。しかし、今はそうではない。どうやらすべてがコントロール下にあり集団パニックがなくなったからだ。
 <圧力上昇の3号機「ただちに蒸気放出必要なし」枝野長官>
 http://www.asahi.com/national/update/0320/TKY201103200139.html
 <枝野幸男官房長官は20日夕の記者会見で、東京電力福島第一原子力発電所3号機の原子炉格納容器内の圧力が高まったことについて「現時点でただちに放 出を必要とする状況ではない」と述べ、弁を開けて放射性物質を含む内部の蒸気を放出して圧力を下げる作業は当面は必要ないとの認識を示した。>
 弁をあけてもいいと思う。空気中の放射能の量は増えるがそれがどういうことかをもう国民は知っているからだ。
 これまでの原発行政の最大の失敗は「たまには間違う」「しかしそれはたいしたことではない」を言わないで来たことだ。
 武田邦彦先生はその虚妄をついていてやや過激だし、わが畏友の川西琢也君はそれをややおだろやかに言っている。しかしここはケンカする場ではない。「高いけれどもおいしですよ」「安いけれどもマズいし身体によくないかもしれない」という私たちの日常を思えばいい。

 わざわざこの号外を出すほどではありませんでした。しかし、まあけじめとして。いちにち2本以上ないと淋しいと思っていたみなさん、慣れて下さい (泣)。私はこの間にパソコンを一台物理的に壊してしまって(打ちすぎによるキーボードの破損)そのあとの移行も素人なりにやりながらお送りしていまし た。まだ不安定でよくわからん。
 明日からはいつものように世界中をながめながらまた書いていく。もちろん国難についてはトップだ。「犠牲者」の数についての嘘は許せるものではない。 「生き残っている人」と「人口」の差をちゃんと出せよ。「親族から届け出があった人を行方不明者としている」という酷い嘘。みんないなくなっちゃった方々 が多いんだよ。なぜ行政はこういう嘘をつき、それを大マスコミは丸呑みで出すのかね。いかに両者が癒着しているかという典型的な証左である。

 しかし、これは号外を出す価値があったたのかと思うのである。
 今日もお送りした『天国のいちばん底』では70年代の高校生がしょうもないグダグダを温泉でやっている。下部温泉というところだ。甲府から身延線で行く。
 この身延線が計画停電であまり動いていないという。ということはこの3連休、沿線の旅館は休業状態だ。悲鳴のようなメールが私のもとに来ている。別に 『テンソコ』を読んでくださっている方々ではない。しかしいま小説がそこが舞台であることの不思議な暗合を感じて、私は捨ておけないのである。
 日頃そこに人を送り込むことで飯を食っているJRはこのあたりのことがよくわかっているのかね。東電に「ここの停電はやめて下さい」とういうべきだろう。
 計画停電ではなく石油ショックの時のように総量規制にすべきかもしれぬ。
 <「計画停電やめて総量規制に」/同友会が提言>
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103150395.html
 まさにいまの被災者の方々の疎開先として、こういう負担をかぶっている下部温泉のような場所を選ぶべきではないか。そうした選択ができるセンスがある人 間、人情味がある人間が、いまの非常時のセンターに欲しい。そういう人のスピーチがあれば国民は泣きながら笑って、日本人ならばすべてを許すのである。極 左と演歌は相いれない。だから、いまそういう人材は登用されない。
 前線も、銃後の人も。ふつうの人がふつうに生きていける日本国に早く戻りたい。それだけだ。

 今回の号外は基本的にこれを最後にします。もちろん何かあればすぐに送ります。
 転送に関してはそれぞれが常識的なご判断を下さい。私が今回の危機に際して、一切の大マスコミからオミットされながらもこうして情報を整理してお送りで きたのは、この日記にお金を払ってくださっている方々のおかげです。私の力ではなく、あなたや、あなたのおかげなのです。どうもありがとう。
 この気持ちをくんでいただいた上で、そろそろ元のルールに戻していただければと思います。私と迂闊屋の考えです。

 明日の『スッキリ!!』は出ることになりました。しかし相当なすったもんだがあったとマネジャーのT-1君から。昨日の段階では「わからない」と言われていた。「わからない」のなら「未来永劫降りる」と私は通告しました。
 番組ではおとなしくする予定。号外だから書けちゃうよな。あそこに居すわっていることがまあ大切だからね。
 さあ、これからだ。天皇陛下のあのお言葉をいつも胸において、自分のいる場所で自分ができることをやっていきましょう。
 私たちはできる。やってきたし、これからもできる。

 で、終わるはずだったのだ。ところが書いたところで川西君からメールが入った。「号外をやめるな」という。また辛いことを(号泣)。
 そもそもなぜ「暫定最終号」としたかがあるんですね。私は「最終号」としたくて(しんどいからね・笑)信頼できに情報筋にそれを送った。だけど、みんな反対。ちょっとへろへろになりながらこれを書いている。もうおしまいにしたかったのに(泣)。
 というわけで、特別なことがないかぎりは出しません。しかし特別なことがあれば、すぐに出します。いいか、川西、レッサー(笑)。
 武田邦彦先生をふくめて、こういう人たちたがあなたや、あなたを支えているんですよ。不思議な、しかし素晴らしい情熱だ。その受け手としては私はまだ機能しつづけたいと思っている。
 う~ん、まだまだかあ。
 しんどい。しかしやるよ。

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郡山在住の友人から

僕の友人で郡山在住の山猫氏(仮名)からのメッセージです。
対応は皆さまにお任せですが、力を拝借できる方は宜しくお願いいたします。

<以下転載>
私は現在、福島県郡山在住です。
福島原発からは58k地点です。

こちら是非読んでください。
原発事故に対する郡山市長記者会見のページです。

http://www.city.koriyama.fukushima.jp/pcp_portal/PortalServlet?DISPLAY_ID=DIRECT&NEXT_DISPLAY_ID=U000004&CONTENTS_ID=22874

会見の事は、ほとんどTVで取り上げられておりません!

多くの皆さんに読んでほしいです。
twitterなどで協力していただけたらと思います。

どうぞ、よろしくお願いします。

■■■■■
経団連のバカ会長(米倉弘昌)は、福島の原発について

「千年に1度の津波に耐えているのは素晴らしいこと。原子力行政はもっと胸を張るべきだ」

と、妄言をぬかしてますね。

外国に売り込む商売のネタが出来たとしか思ってないんじゃないの?
人がこれだけ死んでるのに。
これだけの人がふるさとを捨てて避難しなければならない羽目に陥っているのに。

まあ、自分とこの会社(住友化学)の敷地にでも原発作ってもらいましょう。
そしたら世界に胸張ってもらって構いませんがな。
大丈夫ですよ。
安全性は私が保障しますよ。
なにせ千年に1度の津波でも耐えうるシロモノですからw)。
<転載終わり>

山猫氏のURL等
ブログ
http://yamaneko1214.cocolog-nifty.com/blog/
mixi
http://mixi.jp/show_friend.pl?id=4337798&from=navi
twitter
http://twitter.com/#!/yamaneko1214

宜しくお願い致します。

渡邉

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2011年3月20日号。<「日本の救世主になって下さい」という妻の言葉を抱いて消防の勇士は突っ込んでいった>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/20 8:41), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月20日号。<「日本の救世主になって下さい」という妻の言葉を抱いて消防の勇士は突っ込んでいった>。

 

 4時起床。
 福島原発に関してはなんとか危機を脱したと私は思う。昨日の深夜それを確信した段階で号外を出そうかと思ったのだが、自分を押し止めた。すぐに私はそう いう勇み足をするので(苦笑)。しかし、夜明けまでウォッチを続けていた畏友・川西琢也金沢准教授から午前5時前に「なんとか乗り切ったか」というメール をもらい、全身から力が抜けた。
 もちろん高レベルの放射能は出続けているし、これからの課題は無数にある。しかしとにかく「チェルノブイリにはならない」あるいは「スリーマイル島の一歩手前でくい止めた」ように思われる。周辺地域の放射線量に関する川西君のブログ。
 http://takuyakawanishi.wordpress.com/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0/
 武田邦彦先生とは相反するところもあるようだが、これを機に、ぜひ事態が落ち着いたら専門家の間でぜひ、わあわあやっていただきたい。そのわあわあがこ れまでなかったのが問題なのだ。背後には東京電力という私企業があまりにカネやコネの力を持ちすぎていて、論議まで抑え込んでいたことがある。これ、医療 についても顕著ですよ。製薬会社のカネや厚労省のコネがどれだけ自由な論議を封じ込めているか。
 政財官学メディア。その中で政治の世界では私みたいな奴がわあわあ言っていて利権談合共産主義を暴露してきた。しかしご存じのようにメディアはまだ記者 クラブ(今回の地震報道の中で、海外でもこっぴどく嘲われている)がある。そして深刻なのが財と学の癒着であったことを、今回の福島原発の事故はあぶり出 した。御用学者は今後、吊るされなくてはらない。

 消防屋だった。最後に国を存亡の危機から救ったのは。もちろんそれを支えた自衛隊がいる。最初に無謀な特攻をさせられた警察がいる。海上から援護した海 上保安庁がいる。そして、これはあまり報じられていないが、日立や東芝といった企業からも多くの決死隊員たちが送られ「ここでは日立も東芝もない」と声を かけあってきた。
 傍目八目だから言えるのだが機動隊の放水車を突っ込ませたときには私は呆然とした。もっとも可能性が少ないものをなぜ最初に出すか。結果として水も届かずに撤退した。
 この日記をお読みのあなたや、あなたなら私が配管を引き込むという荒唐無稽な発想までして「継続的な放水」にこだわっていたことをご存じだと思う。いや、荒唐無稽ではないのだ。あまたの専門家から来るメールを統合するとそういうことになるのである。
 それが結果として高いタワーを持った放水車とそこへの海水の継続的な供給ということで実現した。昨夜遅い段階で、終わるはずの注水が「徹夜で行われる」 と聞いた時に「ああ、これは成功している」と私にはわかった。いくさは勝っている時には図に乗ればいいのである。現場の空気はおそらくそうではなかった か。そのことは前線の勇士たちを危機にさらし続けることにもなる。消防士たちはしかし、それをやってくれた。

 多くの人が泣いたと思う。
 <東京消防庁が会見、放水の現場語る >
 http://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4678665.html
 会見の全貌はやや状態が悪いが、こちらで観てもらえる。
 http://pirori2ch.com/archives/1496770.html
 文字でも見ておこう。
 <消防放水「命中を確信」/涙の隊長、家族に陳謝>
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103190460.html
 <冨岡隊長は「大変だったことは」と問われると、「隊員です」と言って10秒ほど沈黙。涙を浮かべ、声を震わせながら、「隊員は非常に士気が高く、みん な一生懸命やってくれた。残された家族ですね。本当に申し訳ない。この場を借りておわびとお礼を申し上げたい」と言った。
 高山隊長は18日、職場から直接現地に向かった。妻に「安心して待っていて」とメールで伝えると、「信じて待っています」と返信があったという。
 佐藤総隊長も妻にメールで出動を伝えた。「日本の救世主になってください」が返事だった。>
 以前『国民の遺書』
 http://www.amazon.co.jp/dp/4819111078
 を紹介した時にも書いたような気がするが、普通の人が決死の時に発する言葉というものは私のような売文奴のそれよりもはるかに力を持つ。「日本の救世主 になって下さい」という言葉に私は涙する。とともに、そう言ってくれる伴侶を持っている佐藤総隊長は幸せでカッコいいなあ。最高のノロケ言葉だなあ。無事 に使命を果たして生還されたからこそ、こう言えるのだけど。
 私がポイントだといっていた外部電源の接続も成功した。5号機6号機では早くもその効果がではじめている。
 <5・6号機燃料プールで水温低下、新たに非常用発電機が復旧>
 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920000&sid=aCglO83To67E
 <報道によると、共用で使用していた6号機の非常用発電機に加え、19日に新たに復旧した非常用発電機を使って、5号機の冷却ポンプを動かしたところ、 19日午前5時に68.8度だった水温は20日午前3時には43.1度に下がったとしている。さらに6号機の冷却ポンプも動き始め、19日午後11時に 67.5度だった水温が20日午前3時には52度に下がったという。>
 これはブルーム・バーグの報道だが、NHKの速報をそのまま流している。いかに世界中が注視していたかだ。私もこのニュースを見て思わず拍手をした。世界もまた同様だろう。
 先日、いま起きていることは数個のスリーマイル原発を抱えているのと同じだというようなことを書いたのを覚えておいでだろうか。その意味で深刻だと。い わば多臓器不全だったのである。それがひとつひとつ解決していくと、本当に危ないところに全力を傾注することができる。5号機6号機が安定したというのは そういう意味で大きい。
 日本国は世界をハラハラさせた。しかしここで無事に抑え込むと、逆にそれは日本人の底力を見せることにもなる。日本はアメリカでもソ連でもできなかった ことを(時代は進んではいるが)やってのけたということを証明するわけだ。そしてそのために突っ込んでいった義士たちがいるということを。
 実はまだ少しはらはらしながらこの楽観的な文章を書いている(苦笑)。しかし、もしこれで最悪の事態を回避できたならば、世界の人びとはあの日本人の姿 を再び思い起こすに違いない。「カミソリよりも鋭い刃物を腰に帯びており、誇りを傷つけられるとすぐに自ら腹を切る」日本人。そして「カミカゼ」を。その 二つによって日本は大和島根を守りぬいてきた。いままた、原子炉へと突っ込んでいった勇士たちの姿は、この国が「特別なもの」だと世界に知らしめるだろ う。
 そしてその中心には、あの見事としか言いようがないタイミングで国民に直接語りかけられた天皇陛下が実はおいでになることを、日本人だけは密かに知っている。

 眼下の進行中の危機が去りそうなのであれば、いやもちろん同時進行でそちらの決死の作業も続いているのだが、東北大震災の被災者の方々の将来をどうするかをますます真剣に考えなくてはいけない。
 私が提言してきた疎開が進んでいるのはいいことだと思う。しかし一方で仮設住宅に政府が力を入れていることがよくわからない。仮設は一戸に300万円か かる。そのお金があれば、2家族ないしは3家族を既存の宿泊施設や住宅で支えることができるだろう。仮設住宅に関して何か利権があるのではないかと疑いた くすらなる。
 街がなくなっているのである。そこに仮設住宅を作ってどうするのか。仮設の住環境の悪さをこれまでも大マスコミはお涙記事でさんざん商売にしてきたではないか。仮設はあくまでも仮設なのだ。「仮」の次をきちんと計算して作らなくてはいけない。
 もちろん仮設が機能する場所もあるでしょう。私はすべてを否定しているのではない。しかし、疎開がいいのか仮設がいいのかという論議はきちんとすべきだと思うのだ。
 全国の市町村が手を挙げてくれている。その中で東京都の取り組みが遅れているように思われてならない。もっとも近くて巨大な「バックヤード」は東京なのだ。
 私は東京は「中継点」でいいと思う。しかし「中継点」としてはあらゆる資質が備わっている。
 地方の方々はわからないでしょうが、東京こそ「シャッター通り」なんですよ。私が住んでいる麹町界隈など空室だらけだ。日本テレビが周囲の迷惑も省みずに汐留に逃げ出したからだけど。
 とはいえ日本の中枢のビルである。トイレはウォシュレットだし暖房も行き届いている。極寒の体育館にいるよりは同じ床で寝るにしてもここまで来てもらえ ないかと思う。ビルにしても一銭も入らない空室を抱えているよりはいくばくかの使用料が入ればいいでしょう。何よりも燃料を使わなくても歩いて買い物に行 ける。次の暫定的な定住地へ行くにも交通の便がいい。
 石原慎太郎都知事。選挙はもう勝ったも同然なのだからそんなものはなかったかのように、選挙戦もせずに、このことに奔走したらどうですか。そうすれば私たちは国士として生きてきたあなたの有終の美を見ることができる。ぜひ、考えて下さい。

 リビア情勢に関してアメリカは及び腰だと言われてきた。だから、あの国を侮辱したり追い込むと怖いんだってば(苦笑)。
 <リビア軍事施設に112発のミサイル攻撃/米国防総省>
 http://www.asahi.com/international/update/0320/TKY201103200059.html
 <米国防総省は19日、リビアのカダフィ政権の軍事施設約20カ所を巡航ミサイル「トマホーク」112発で攻撃したと発表した。国連安全保障理事会が決 めた飛行禁止空域の設定に向けて、カダフィ政権の防空網を破壊することが狙い。仏軍機に続く攻撃で、リビアに対する多国籍軍の軍事行動が本格化した。>
 無茶するなあ。確かに国連は軍事行動を認めたけど軍事施設によっては反政府勢力がおさえているかもしれないところもあるんだけど、それを精査するヒュー ミントがアメリカにあるとは思えない。「アメリカの子供たちを殺す価値があるのか」が彼らの行動基準であって、これから航空作戦を行ってそこでの戦死者が 出ないためにあらかじめそのリスクを回避しているのだと思う。
 日本国はこういう時にもきちんと声をあげなくてはいけない。国家がやられているから外交もできない国だと思われてはダメだ。傷つきながらもだからこそひ といちばい大きな声をあげなくては。だがそれはリビアが「戦後」どうなるかをちゃんと見極めてだ。私たちがいま「震災後」を見なくてはいけないのど同様 に。

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2011年3月19日 (土)

2011年3月19日号外。<ありがたいことに別に号外でなくてもいい号外。民主党の中の話など>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/19 12:47), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月19日号外。<ありがたいことに別に号外でなくてもいい号外。民主党の中の話など>。

 

 東京に帰ってきました。
 名古屋発の新幹線のグリーン車は私とマネジャーのT-1君だけの貸切り!
 西に行く列車はあんなに満員だったのに(苦笑)。

 私がニュージーランドの地震に投入しろと言っていた輸送艦『おおすみ』がついに仙台港に入った。
 <輸送艦おおすみが仙台港入港 灯油入りドラム缶70本陸揚げ>
 http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110319/dst11031910310022-n1.htm
 <海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」(8900トン)が19日早朝、仙台港に接岸し、灯油200リットル入りドラム缶70本と浜松市から仙台市への救援物 資を陸揚げした。宮城県内で護衛艦が接岸したのは震災後初めて。 浜松市から飲料水(1.5リットル2万8千本)やアルファ化米(4800食)などを受け 取りにきた仙台市危機管理室の永井誠さんは海上自衛隊で最大級の輸送艦の威容に「何かほっとする。市民にも十分に救援物資が届くということで安心してもら えるのでは」と話していた。>
 当分は沖合待機ということだが、ずっと言っているように避難民の退避にもぜひ活用していただきたい。『おおすみ』ならば数千人単位での臨時の短い輸送ならできるはずだ。考えて欲しい。

 東電以外の民間人の投入が始まったようだ。「事後であっても公表しない」という密約があるようにも聞こえている。
 これは正しいことではある。ここで書いてきたように日本国の民間企業の技術力はすばらしい。私のもとにもさまざまなアイディアが寄せられてきたことは触れた。
 だったら堂々と非公開ではなく「この企業がかけつけた」と言えばいい。隠してももうこのように私のもとにはリアルタイムで内部から伝わってくる。そういう時代なのだ。日本人の総力の投入がようやく始まっているので嬉しい。

 ひとの命が何よりなのでしょうもない政治馬鹿の話は控えてきたのだが、風雲急を告げている場面もあるので、しょうがない、また号外だ(泣)。
 というのも菅直人首相と仙谷由人官房副長官という復活した極左セクトコンビは、ほっておくとこの国の乗っ取りをやりそうだからである。
 <首相、谷垣氏に入閣要請…大連立と同じと拒否>
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T01107.htm?from=navr
 <菅首相(民主党代表)が東日本巨大地震と東京電力福島第一原子力発電所での事故を受け、自民党の谷垣総裁に原発問題担当相としての入閣を要請していたことが18日、明らかになった。
 谷垣氏側は拒否した。>
 肝心なのはここだ。
 <これを受け、首相は与党から新ポストへの起用を目指す意向だ。仙谷由人官房副長官や国民新党の亀井代表らの名前が取りざたされている。>
 いつのまにか閣内にまた仙谷さんが入る。極左の身内ポストいじりの凄まじさよ。亀井静香さんは大きな救国内閣の絵図を描いていると私は思っているので、こんな餌にひっかからないで欲しい。
 さて、では民主党の中では何が起きている。か。なにしろその半分以上を菅さんは「切り捨てて」「総括して」「拷問にかけた」ひとである。身内を殺しておいて野党に手を差し伸べるのだから凄い。極左がセクト内の敵を殺すのに公安と手を組む手法がしみついていると見える。
 号外らしく(苦笑)政治部記者が書かない民主党の現状。
 鳩山由紀夫さんは何か手助けできないかと菅さんに連絡した。すると「今来ないでくれ」と言われた。菅さんは「俺はやきそば屋のオヤジだからいろいろ混ぜ ているんだ」と周囲に言っているそうで、大丈夫か、ホントに精神状態。いや、会った人ごとから「総理はおかしい」という情報が刻々と来る。まだ「東電はひ どいんだ」と喚いているらしい。
 その一方で菅さんは小沢一郎元代表に会談をしたいと申し入れたという情報もある。小沢さんは「一兵卒」であるのみならずその菅さんたちによって党員資格 を停止されている。代表が党員資格停止者に相談しちゃあダメでしょう。いや、これはイジワルで言っている(笑)。今やそういうことを言っている場合ではな いのはわかるけど。

 と、新幹線の中で書いていると上のような状況を経て、菅さんは代表経験者3人を呼びつけたらしい。
 <菅首相:党代表経験者3人と会談 挙国一致で協力呼び掛け>
 http://mainichi.jp/select/seiji/news/20110319k0000e010043000c.html
 <菅直人首相は19日午前、鳩山由紀夫前首相、小沢一郎民主党元代表、前原誠司前外相の党代表経験者3人を首相官邸に呼び、会談した。首相は閣僚枠を増 員して野党からの入閣も検討するなど震災対応に向けた体制強化を進めており、党内の実力者にも「挙国一致」に向けた協力を呼び掛ける狙いだ。
そりゃまあ協力すると言うわな。>
 しかしそれとは別に、水面下でこの国の政治が変わる大きな動きが起きている。
 もうおわかりのように、大マスコミよりは「少し」だけ早く私の考えを書いて行きましょう。外すことも多いと思うけど。

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2011年3月19日号。<東京から離れてわかる「バックヤード」が正常であることの大切さ>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/19 8:32), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月19日号。<東京から離れてわかる「バックヤード」が正常であることの大切さ>。

 

 3時半起床。名古屋。
 夜明け前、街に出る。3連休の始まりの、ごく普通の日常の街。何なのだろう。私がいた都心も何の被害があるというわけではないのだが、人々の肩がとがっ ていた。しかし、名古屋ではまだ人々が「ごく普通に」歩いている。その違いはここに来て歴然とわかるのである。人は病気になって健康の大切さを知るという が本当にそうだ。
 コンビニに入った。あいている棚もある。東京でこれを見ると「ここもか」と感じるのだが、考えてみれば商品の端境の時間にはよくあった光景だ。東京の棚 のいくつかも実はそうだったのかも知れない。しかしそれを冷静に見られない私もきっと目がつり上がっていたのに違いない。トイレットペーパーがちゃあんと くっつきあって並んでいるのが何とも愛しかった。よく、そこにいるねと声をかけたかった(笑)。
 阪神淡路大震災の時を思い出す。電車が動き始めたなら20分ほども乗れば大阪に出られた。「淀川を超えたら別世界」と私たちはうらめしく思ったものだ が、どれほどあれに励まされたことか。「大阪に行けばなんとかなる」と思えたのだ。「銃後」があった。そこで鋭気をやしなってまた被災地に突っ込んでいく ことができた。
 それを思うと東京で計画停電をせざるを得ないことのダメージの深さは大きい。そのために買い占めなどのパニックも起きる。「最強のバックヤード」がむし ろ足手まといになっている。私のもとに寄せられているさまざまな建設的な提言も、実は首都圏からは少ない。みんなご自身のことで手一杯なのだと思う。はた してこういうオペレーションしかなかったのか、これは落ち着いた時にきちんと研究しなくてはいけないことだと、穏やかな名古屋で思った。

 訂正をまずひとつ。昨日の2本目の号外で仙谷由人さんのことを見出しで官房長官と書いてしまいました。深層心理が出たわけではありません。ホントに出たら首相と書いていた。わはははは。すみません。
 頼まれている告知もここでやってしまおう。母校のMLでまわっているようで多くの学年の卒業生たちから来た。弟からも来た。
 内閣官房が立ち上げて運用しているHPでさまざまな発信をしているが
 <セッション数では一日約50万回、ページヴューでも一日200万~250万程度>
 なのだと言う。だから広く広報して欲しいとのことなのでリンクする。
 http://www.kantei.go.jp/saigai/
 リンクしたものの…どうですか(苦笑)。私は昔もぐりこんだ記者クラブの空気を感じましたが。人々が見ないというのにはそれなりの理由があるのだ。官僚 主義の根本的な宿痾に気付いていないところが気の毒で、これは平時からずっとあったものである。これを機会にそれがわかってくれると、復興の大きな力にな るのだが。まあせっかく一生懸命、仲間がやっていることなのでこれ以上のコメントは差し控えておこう。

 少しづつ、薄皮を剥くようにだが薄日は差してきているように思われる。なぜ最初からそれをしないかったのかとか、責任者は誰だとかいう論議は落ちついてからにしよう。とにかく今はひとつでも多くの命を救い、ひとつでも多くの命を失わないようにすることである。
 福島原発の現場のパニックがおさまってきたように感じられる。この日記ではさまざまなバカとも言える(苦笑)荒唐無稽なアイディアを出してきたが、それが実は大事なのだ。こんなのだってあったじゃん。
 <東京消防庁/3号機へ放水開始>
 http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110319/t10014774641000.html
 <現場は、地震や津波によるがれきなどで足場が悪く準備作業は難航しましたが、部隊は離れた場所でくみ上げた海水をホースで放水車に送りながら連続して 放水できるよう手作業で全長およそ300メートルのホースを設置しました。そして、午前0時半すぎから、最大で地上22メートルの高さから放水できる「屈 折放水塔車」を使って3号機に向けて放水を始めました。放水はおよそ30分の予定で、くみ上げた海水をそのまま連続して放水し続けるということです。>
 せっかくNHKなのに映像がないのが残念。昨日書いた「配管をつないで海水を連続的に入れられないか」に近いことがようやく出来ている。ようやく海水を 連続的にくみ上げはじめた。その先の「屈折放水塔車」は象に似た形態をしていて、つまりは配管を高々と車の上に立ち上げているうようなものだ。プールに 突っ込むことはできないが、かなり近くまで行って注ぐことができる。
 とはいえ放射線は出続けている。そして、その影響は政府が発表している避難区域ではとうていおさまりきれないものであり、だからこそ密かな「耳打ち」に よる退避が続いているということはここでも書いてきた。現在のリアルな危険性について武田邦彦先生が緻密な分析をしてくれている。紹介するが、これはまさ にアメリカなど他国が同様に冷静に調査し自国民に告げているように、原発からある距離までの話である。決して東京などの危険を煽るものではない。勝手に推 測して「うちも危ないのかな」とは思わないで欲しい。そうしたまだ安全な場所での軽挙妄動は本当に危ない人々の足を引っ張るとういことを覚えておいて欲し い。武田さん。
 <原発 緊急情報(14) 3月18日午後9時、放射線速報>
 http://takedanet.com/2011/03/14_9fe6.html
 引用はしないのでしっかり読んでください。そして事実とともに「なぜ政府や御用大マスコミが嘘を言うのか」いや、嘘と言うのが厳しいのであればミスリードをするのか、を考えておきましょう。今後の新しい日本を作る時のために。

 夜明けのコンビニで買った朝日新聞の1面の見出しはこうだった。
 <政府、被災者の集団避難検討/各地の自治体などと調整>
 http://www.asahi.com/special/minshu/TKY201103180522.html
 ああ、震災発生から1週間たってようやく私が言い続けてきたことが「検討」されるようになった(苦笑)。このタイムラグがどれほどの餓死者凍死者病死者 を生むことだろう。もちろん方針としては間違いではない。しかし、記事のこのくだりを読んで、私は地面に唾を吐きたくなった。
 <これに関連して、被災者支援担当に就任した仙谷由人官房副長官は18日、ソフトバンクの孫正義社長やローソンの新浪剛史社長と相次いで会談。孫氏らが 自らかけ合っている関西や九州など西日本の自治体に集団避難する提案を受け、仙谷氏は「大変ありがたい話だ」と応じた。>
 この日記を読み続けて下さっているあなたや、あなたは苦笑を禁じ得ないのではないか。この事態においても「誰の手柄にするか」に狂奔している連中がいる のだ。それをそのまま垂れ流している記者クラブ馬鹿。同じ大マスコミでもたとえば関西のそれぞれの支局の記者たちは、この虚妄が見えていると信じたいが。 孫正義さんにしても最初は菅直人首相に会うはずだったと聞いている。そこに就任したばかりの仙谷由人官房副長官がしゃしゃり出てくる。いまも大勢の人が死 に行く中で、まだ政治ごっこをやっている。結果として関西広域連合の疎開受け入れは発表はされた。しかしガス抜きをされたわけである。
 関西への「集団疎開」はその「集団」ということを眼目にして打ち上げてアピールするつもりだったと思う。しかし中央の政治利用のガス抜きにあって結果としてさみだれ式の発表になってしまった。
 まあ、いいんですよ。最終的に多くの被災地の方々が来てくだされば。義を踏みにじる奴らに対して、ここで怒れるおじさんがわめいているだけで(笑)。そ の裏方たちの苦労を知っているからね。さきほど支局の記者たちはわかっていると書いたが、読売新聞はちゃんと本質に触れてくれていた。
 <避難所「丸ごと疎開」、関西各府県が受け入れへ>
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110318-OYT1T00938.htm?from=navr
 <近畿など2府5県が参加する関西広域連合は18日、東日本巨大地震の被災者が避難所全体で移る「丸ごと疎開」を受け入れると発表した。
 総計数万人規模になる見通し。丸ごと疎開には、コミュニティーが維持できるなどの利点があり、各府県は空き校舎や公営住宅などを「一時遠隔避難所」として活用する。>
 さきほど「薄皮を剥ぐように」と書いた。私も文句ばかり言っているが、一歩一歩、まだしもいい方に行っているとは思うのだ。要は被災された方々の安全と 幸せが担保されればいいのである。そのために文句を言ってどんなに脅されたり叩かれたりしようとも、私は命まではもっていかれないのだから。

 政治の世界でも実は今回の地震なみの大変動への兆しがある。この本紙では紙幅(何だいったい・笑)が足りないので、あとで号外で書きたいと思う(何してんだよ、おまえ・泣)。それよりも、そろそろ今日の最後には、この内向きな姿勢から目を外に転じる姿勢をはじめたい。
 リビアがえらいことになっている。
 <安保理がリビアの飛行禁止区域設定、市民保護に「あらゆる措置」>
 http://www.asahi.com/international/reuters/RTR201103180019.html
 <国連安全保障理事会は17日、リビア上空の飛行禁止区域を設定し、市民を守るために「あらゆる必要な措置」を講じることを承認した。
 あらゆる必要な措置とは、軍事行動も含むことを示す。>
 戦争ということである。これに対してカダフィ大佐は「停戦」という奇策を打ち出してきた。世界は日本の大災厄と北アフリカでの戦争、それに続いているアフガンやイラクという3面作戦を強いられることになる。明日からはこうしたことについても徐々に書くことを復活するつもりだ。。
 復活ついでに。久しぶりにこういうこともいいでしょう。昨日、講演が終わったのは20時半。そこから車で30分かけてマネジャーのT-1君と念願の店に行った。案内してくれたのは不肖宮嶋の名古屋親衛隊長のH嬢だ。
 「野球鳥」
 http://r.tabelog.com/aichi/A2301/A230111/23011495/
 何だか別次元の焼き鳥でしたね。「おおっ」という焼き鳥なら東京に高い店がいくらでもある。ここは「おっ」なのだ。しかしその声は「おおっ」より大き い。わかりにくくてすみません(苦笑)。何しろ一本110円から。しかしその味は東京の一本500円とる店をはるかに凌駕した上でそこにはないものがあ る。たとえば「皮」。皮が嫌いな人はあのふにゃりとした食感のせいだと思うのだが、同じ皮でもまるでミルフィーユのそれのような軽やかさだ。
 ガード下の店内は煙が濛々。カウンターの椅子はそのへんから拾ってきたような一枚の板だ。しかしこの高貴な感触は何だろう。なるほど名古屋らしい店をは じめて見つけたと思った。酒はもちろん福島県のものを頼んだ。二本松は大七酒造の「生もと」(もと、は酒へんに元)。蔵は損害は軽微だったようで何より だ。
 http://www.daishichi.com/cgi-bin/v-board.cgi?id=info&sw=view&cd=20110312114856
 やはり充電のためにはバックヤードが必要なのだ。さて元気溌剌、東へと戻るぞ。

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2011年3月18日 (金)

2011年3月18日号外2。<緊急速報。関西人たちの避難民受け入れに仙谷由人官房長官が横やり>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/18 19:22), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月18日号外2。<緊急速報。関西人たちの避難民受け入れに仙谷由人官房長官が横やり>。

 

 あと20分ほどで講演が始まり、そのあとはなかなか号外が出しにくいてので緊急に要件だけ。
 本日の夕方、関西広域連合から被災者の「疎開」について発表があるとお知らせしました。これに、横やりが入りました。
 詳しくは書いている時間がないのですが、仙谷由人官房副長官からです。
 今日の14時に九州とともに受け入れるという申し出を「菅直人首相」に九州を代表して孫正義さんから申し出る予定でペーパーも作っていました。私の手もとにあります。
 ところが出てきたのは「仙谷さん」だった。そして「国も一緒にスキームを作りましょう」と言い出して、よせばいいのにそれに広域連合の代表の井戸敏三兵 庫県知事がとりこまれてしまったらしい。もともと井戸さんは橋下徹大阪府知事などが主導権をとっていたことに不満だったそうです。
 そんなことをしている場合か。とっとと手をあげたところに任せればいいではないか。 義を曲げたくないいくつかの府県などは怒り狂って勝手に手を挙げる決意を固めつつあります。
 日本国の団結が壊れていきますね。誰かが望んでいるように。なぜ孫さんもそこで突っ張らなかったのだろう。

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2011年3月18日号外。<朗報。まもなく関西の義士たちが、大規模な疎開受け入れを発表するとの情報>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/18 16:06), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月18日号外。<朗報。まもなく関西の義士たちが、大規模な疎開受け入れを発表するとの情報>。

 

 なんとか名古屋行きの新幹線に乗る前に寸暇を盗んでお送りすることができた。
 半蔵門線の半蔵門の駅から外に出ると、イリジウム電話で通話している女性がいる!これ、戦場か被災地に行った人にしかわからないと思う。独特なアンテナですぐにそうとわかる。私もイラクへ持って行った。上空に十何個か打ち上げらている衛星をつかった衛星電話である。
 しかし、確か日本で使うと電波法違反なんだよなあ。ひょっとするとどこかの大使館の人なのかも知れない。都心も都心での出来事、なるほどいま日本はえらいことになっているのかと実感した。
 家へ(仕事場は崩壊したままで、かつこんなことをしていると片づける暇がないの、東京の狭い寝場所が実情のオフィスと化している・苦笑)戻る途中のコン ビニに寄る。以前書いたセブンイレブンもフラッグシップだがこちらはももとampmのそれだった。今はファミリーマートになってしまったが、やはり品揃え を誇る。だがまだ食品の棚はからっぽ。私の目当てはビールである。
 ビールがなくなった理由についてどんな情報よりも多くのメールをいただいた(笑)。放射性物質をプロテクトするという噂がウェブ上などで出回ったからだそうですね。ホント、日本人ていうのは研究熱心で、かつすぐ情報に飛びつくなあ。
 幸い、アサヒのスーパードライだけが入荷していた。ぐっと心が動いたがちいさな缶を2本だけ買う。これで名古屋から帰ってきても、冷蔵庫にビールがある。

 明るいニュースを書こう。まだ発表されていないことだと思う。
 おそらく今日の夕方、橋下徹知事をはじめとする関西広域連合を中心とした西日本の首長たちが「疎開受け入れ」の発表をする。規模は数万人!にも達するかも知れない。橋下知事や平井伸治鳥取県知事などが中心になって策定した。ご存じのように二人とも私の知り合いである。
 避難民に関しては政府は自衛隊での輸送を主張しているが、彼らには他に任務がある。全日空や日本航空を使えば混雑している地上を避けられるのでたとえば山形から鳥取へ飛行機で連れてくればというアイディアも出ているという。
 私が提案している、物資を運んだトラックの空の荷台に乗ってもらう案も検討していると聞いた。道路交通法がグタグタ抜かすなら、開会している国会で1時間で審議してとっとと特例の法案を通させろと、この企画を進めている幹部にメールをしておいた。
 日本海側の旅館や民宿が風評被害で悲鳴をあげているが、これについても活用が考えられている。
 空き家の公営住宅に入ってもらうなら什器を揃えたりや何かで一戸あたり50万円かかるという。それらが既にある旅館や民宿だと、これだけの資金があると かなりの間、食事付きでいてもらうことができる。もちんこれらの資金は、国、自治体、そして私たちの義の心がつくりだすのである。
 私のメールを読んでくれている方々もいるようで、いくつかのアイディアが活かされていて嬉しい。いや、そうではなくまっとうに考えれば誰もがいきつくことなのだ。どこぞの阿呆どもを除けば。
 受け入れ先になりそうな場所のあなたや、あなた。頼みますよ。お願いします。
 これからの疎開の先例となる。それが、阪神淡路大震災を体験し、全国の皆さんにお世話になった関西から始まるということに、私は感激している。
 関西人の意地と義を見さらせ!

 今や日本人の心の支えとなっている(笑)愛国の科学者・武田邦彦先生だが、私にとって花田紀凱さんの遥かに遠い後輩弟子になる記者が直接話を聞いてきた。その貴重なる情報。
 要約すると「今、はじめてのことが起きている。過去の経験は通用しない。しかし爆発が起きて大量の放射物質が出る可能性は1%か2%くらい。」とのこと。
 以前から言われていたことをプラスすると、東京はそんなに危険ではないが、風向きが大切。なぜチームに気象庁が入っていないのか、と怒っておられた。
 そのあたり、これまたヘタレ大マスコミの中の突撃隊『たかじんのそこまで言って委員会』が本来有料のサイトで義をもって無料で武田先生のインタビューを公開した。
 <【号外】福島第一原発事故~武田邦彦氏緊急インタビュー>
 http://ex-iinkai.com/free/detail32.html
 「がんばってるな」と思ったら、おちついたら会員になってやってください。私もときどきテレビでも言えないことを喋っておりますので。
 同じく愛国の科学者、わが同級生の川西琢也金沢大学准教授は「30キロ圏内の室内待機の人々をまず疎開させろ」と言っていた。
 しかしどうやら受け皿が出来てきたことで、疎開する地域や年齢、男女別などの優先順位が決まってきそうだ。これこそフェアに、外の専門家の意見も聞いて欲しい。

 原子炉への水の注入について「こんなのもある」「あんな方法はどうだ」という意見をたくさんいただく。あやゆる業界に読者がいるのだなと思う。
 配管が専門の方は「あれくらいパイプつないで海水を継続的に入れることは可能」だと言っておられた。
 私も放水にこだわるのが不思議なのだ。
 吊り橋をかける時、最初はラジコン飛行機に細い紐を引っ張らせて対岸に渡すと聞いたことがある。紐をロープにロープを鋼索に、とだんだんと重いものにしていく。
 この方法ならば、最後には配管を(ソフトなものかハードなものかわからないが、日本の技術なら熱にたえてある程度フレキシブルに曲がる素材がありそうだが)プールに到達させて、一気に海水を流しこめそうなのだが。近づく必要がないので、被爆の危険も減少する。
 まったくの素人考えなのだが、どんなもんでしょうね。
 あっ、もうさすがにいけない。飛び出して名古屋へ行ってきます。
 特別なことがない限り、今夜は講演が終わって遅いのでもうお送りしないと思います。

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2011年3月18日号。<餓死と凍死が迫っている。物資を届けたトラックの空の荷台にとにかく避難民を乗せて「疎開」させよ>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/18 9:03), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月18日号。<餓死と凍死が迫っている。物資を届けたトラックの空の荷台にとにかく避難民を乗せて「疎開」させよ>。

 

 3時半起床。
 今週はたまたま東京を離れる仕事がなかったので昼夜にわたり号外をお送りできたが、今日は名古屋で講演がある。一泊だ。移動が続くので、なかなか難しいかも知れない。しかし、何か重大な情報が入ればなんとか通信手段を確保してお送りするつもりでいる。
 日常生活の影響で言えばこの非常時に災害と関係なくシステム障害を続けているみずほ銀行は、もし国難がなければ新聞のトップ扱いだろう。いまは国民一丸 となる時なのでそんなことをしている暇はないが、事態が落ち着けば懲罰ものだと思う。ご存じのように天敵と呼びながら私もみずほ。なんとか蓄えはあるが ATMが使えないとなれば食糧と現金の両面から兵糧攻めになるところだった。

 昨夜の号外2では仙谷由人官房副長官の起用という気が狂ったとしか思えない人事について報じた。いま、日本中がその背中を支えなくてはいけない防人たち を「暴力装置」と呼んだ男を、である。天皇陛下が自衛隊の名をまっさきにあげて感謝し応援されている時にその大御心に真っ向から冷や水をかけるやり方に、 やはり菅直人首相と仙谷さんのコンビの本質は極左セクトだと私は断じた。
 見逃しがちな小さなニュースだが続報を見て私はその考えをより深めている。
 <菅首相、官房副長官に仙谷氏起用/再び政権中枢に>
 http://www.asahi.com/politics/update/0317/TKY201103170536.html
 <皇居・宮殿で17日夜に行われた仙谷副長官の認証式は、平服で行われた。モーニング着用が決まりだが、震災の対応に忙殺されている菅内閣側が「平服でできないか」と打診し、宮内庁が了承。天皇陛下をはじめ、仙谷氏、菅首相、侍従長ら出席者全員がスーツ姿で出席した。
 宮内庁式部職によると、平服の式は長い歴史で初めてだという。>
 以前、葉山から陛下を呼び出したことといい極左仙谷さんの暗い愉悦は認証式を使って陛下に嫌がらせをすることのようだ。いやしくも政府の中枢たる官房に いるんでしょう。モーニングの調達などわけもないことだ。秘書官が駆け回ってたとえば官邸裏にあるTBSの衣装部に行って借りてくればいい(笑)。私たち ごときでも番組内容が急にかわった場合にはそうしているのだから。
 仙谷さんが平服を要求したことによって天皇陛下も同じ服装を余儀なくされた。極左が至尊のお召し物を決めたのである。さぞかしそのあと笑っていたことだろう。
 大東亜戦争の末期、爆弾が降り注ぎ昭和大帝がお文庫に避難されていたような時でも、認証式はモーニングで行われた。宮内庁はもっと強く出てもよかった。 もっとも陛下におかれてはこの国難の中で「服装ごとき」というお考えなのだろう。そんな中でもきちんと譲れぬところは譲っておられぬ。
 <宮殿は震災発生後、天皇陛下の強い意向で、節電のため閉鎖している。今回は、国事関連行為である式の最中だけ「松の間」などで最小限の照明を点灯した。>
 「赤い官房副長官」の一連の陛下を愚弄する行為を私は決して忘れない。

 昨日の最初の号外で書いたように福島原発のおさえ込みは17日が「剣が峰」だった。朝日新聞の論説委員は今朝の朝刊で同じ表現を使っているが、1日遅い (苦笑)。やる前に書かなきゃ。しかし勝負は今日まで持ち越されたようだ。機動隊の放水車は撤退したが、自衛隊のそれは一定の放水ができたようである。私 が最初から言っているように機動隊では無理なのだ。わかりきっていたことではないか。
 私は放水よりもむしろ外部電源の確保に光が見えてきたのが希望だとも書いた。それが、ずれ込んでいる。
 <福島第一原発の電源復旧、19日以降に/作業ずれ込む>
 http://www.asahi.com/national/update/0317/TKY201103170513.html
 <東日本大震災で壊滅的な被害を受けた東京電力福島第一原発で、18日に見込まれていた電源の復旧が19日以降にずれ込みそうだ。原発の運転には大量の 水をポンプで循環させ、核燃料から出る熱を冷やす必要がある。地震で送電が止まり、非常用電源も動かなかった。通電すれば、水の循環や給水が可能になれば 危機的な状況に光がさすだけに、東電はこの作業に望みを託す。>
 もっともあれほど外部の設備がことごとく破損しているのである。電気が通じたら冷却装置が動く保証はない。スイッチを入れる瞬間が、私たちの将来を決める時かも知れない。そこで稼働不能であれば、危機のレベルは確実に一段階上がる。
 それにしても昨日の号外でも指摘したが原子力保安院のいいかげんさはどうよ。オノレは現場にもいかずにのうのうと東電の最前線の人々を危険にさらしてお いて昨日「午後には回復するでしょう」とどの口で発表したのか。その上でのこの遅れである。いかに現場の状況を把握していないかだ。
 東電の動きも謎に満ちている。なぜ被災直後からこの外部電源の確保に動かなかったのか。炉心破壊が進んで放射能レベルが上がる前にやれることはもっと あったのではないか。順序としては外部電源確保、それで冷却装置が動かなければ放水、というのが当然の道筋だと思うのだが。
 昨日の情報の出方もヘンだった。23時のNHKニュースで突然、東電提供の新しい映像が流れた。驚くほど近くから撮られたもので、2号機だったかの奥深 くに豆電球のようなポツンとした光があった。東電側はそれをもって「あれはプールの水で、上まで満たされている」と説明したようだが、スタジオの専門家は 首をひねっていた。それだけで水だと判断する理由がわからないというのだ。
 そしてその映像は「昨日のもの」だというのである。今から言えば一昨日ですね。
 作戦全体に通じる基本的な情報がなぜ一日遅れて出てくるのか。繰り返すが現場の決死の作戦に携わる人々の安全を心から祈りながらも、銃後にいる幹部連中 のことは、私はどうにも信用できない。これは大東亜戦争の軍の前線と上層部の関係に驚くほど似ている。日本人の宿痾なのだろうか。

 世界、特に軍が尊敬されている国々の人々やメディアはよく見ている。ニュヨーク・タイムズは福島原発の前線で決死の活動を続けている東電の50人のスタッフに関して「名も知れぬ50人」として最大限の賛辞を送った。「彼らこそが最後の砦だ」と。
 <Last Defense at Troubled Reactors: 50 Japanese Workers>
 http://www.nytimes.com/2011/03/16/world/asia/16workers.html?_r=2&scp=1&sq=50&st=cse
 <A small crew of technicians, braving radiation and fire, became the only people remaining at the Fukushima Daiichi Nuclear Power Station on Tuesday ― and perhaps Japan’s last chance of preventing a broader nuclear catastrophe. >
 <They are the faceless 50, the unnamed operators who stayed behind. They have volunteered, or been assigned, to pump seawater on dangerously exposed nuclear fuel, already thought to be partly melting and spewing radioactive material, to prevent full meltdowns that could throw thousands of tons of radioactive dust high into the air and imperil millions of their compatriots.

 一方で海外メディアの状況評価はシビアだ。退避すべきが80キロ圏であるということはすでに国際的なコンセンサスになっている。あとに述べるつもりだが 政府がなすべきはまず「大疎開計画」であって、その中にこの80キロ圏からの退避も含めたらどうか。これは住民の安全を担保できると同時に、現場でのオペ レーションで思い切ったことが出来ることに繋がる。これまた日本人の宿痾だが「兵力の逐次投入」という最悪の作戦がとられているような気がしてならない。 外部電源と放水の順序逆転もそうだし、退避圏を次第に拡大するのも、以前に指摘したように逆だ。
 政府が何と言おうと、首都圏の人々は浮足立っている。航空関係の工作員たちからは「ジャンプインの客が激増している」との情報があった。ほとんどが子どもを連れた母親などだそうだ。私が住んでいる千代田区の中心部では学校の生徒の数が激減しているという話もある。
 ハッキリ言ってしまうと「逃げることができるのは富裕層」なのだ。ほとんどの人々には果たすべき義務がある。首都圏の周辺部に住んでいる方々はそれに加 えてガソリン不足にも悩む。空港に行って飛行機に正規料金で飛び乗って西へ逃げるなどという判断は簡単には出来ない。むろん退避する人はそれはそれでいい と思いますよ。首都圏の負担が減るわけだから。春休みということもあるだろう。休みが終わるころ、子どもたちが帰ってこられるようになっているといいね。

 そう。疎開である。最初から言っているようにキーワードはこれなのだ。政府は「疎開本部」を作り全都道府県からの情報を集約してまずは日本人の再配置を考えればどうか。そこには復興を見据えての目線も必要になって来るだろう。
 どこも書かないので敢えて触れるが、私は「風評難民」を恐れるものである。退避圏内の住民の方々にガイガーカウンタを近づける映像がしきりに流れてい る。除染という言葉も人口に膾炙してきた。そういう方々を「疎開」させる時に受け入れに難色を示す動きが今後出てこない可能性はない。これまた日本人の嫌 なところなのだが。今後、汚染が更にひろがるとしかし、ないわけではないのではないか。だから疎開をはじめるなら、今なのだ。「全村避難」に踏み切った福 島県川内村の判断は素晴らしい。
 <原発30キロ圏内、福島・川内村が「全村避難」>
 http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY201103160497.html
 <遠藤雄幸村長は最後のバスで出るという。>
 これが本当の指揮官のあり方だ。村長には官邸に入って欲しいくらいだ。
 こういう情報も寄せられている。被害が軽微だった新潟から東北の日本海側はいま猛烈な風評被害で観光が壊滅らしい。旅館もホテルもあいている。ここに太 平洋側から人を運べないか。物資を運んだトラックに人を満載して温かな部屋へ連れていってあげられないか。道路交通法など糞くらえである。とっととこうい う時こそ特措法を作れ。
 基本的発想としてバラバラな場所にいる人々にモノを届けるよりも人の方を連れてきてしまった方がはるかに効率的だということだ。餓死や凍死が始まっているいま、どうしてそういう根本的な発想の転換ができないのか。とにかく何にでも乗せて連れて来い。
 疎開についてはこれからもどんどん提案していきたいと思う。

 私の軽井沢の家を設計してくれた住宅評論家の南雄三先生が送って下さった。小学校の先生の手作りだという。
 http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc&feature=player_embedded
 みんなが、できることをやっている。それが、命を的に原子炉に突撃することであっても、深夜パソコンに向かって呼びかける映像であっても。
 いろいろ問題はある。いやあるから私たちなんだ。しかし、やっぱり、日本人は素晴らしい。

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2011年3月17日 (木)

2011年3月17日号外2。<天皇陛下が嘉され命をかけている自衛隊を「暴力装置」と呼んだあの「赤い官房長官」をアブない首相は片腕に呼び込んだ>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/17 22:22), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月17日号外2。<天皇陛下が嘉され命をかけている自衛隊を「暴力装置」と呼んだあの「赤い官房長官」をアブない首相は片腕に呼び込んだ>。

 

 希望の綱であった警察の機動隊の放水車による放水は、失敗に終わった。自衛隊の放水車も出たが「射程」は機動隊のそれよりも短い。今のところその結果を 私は把握できていないが、成功の確率はかなり低いと見ていいだろう。そもそも30トンほどの水を入れたところで文字通り「焼け石に水」なのだ。むしろ高熱 の燃料に水をかけることで水蒸気爆発が起きる可能性を考え、後述するように私は籠城のための買い出しに出た。
 ヘリによる水の投下ももう少し何とかならないかと思った。ヘリのローターは下に向かってとんでもない風圧を起こすので、当然ながら投下した水はあおられて散乱する。映像を見てもらえばわかるようにジョウロで水をまいているようで、何割が原子炉に届いたのか心もとない。
 全くの素人考えなのだが子どものころ、お祭りで釣った水の入ったヨーヨーを学校の屋上などから投げ落として叱られませんでしたか?
 あれ、できないのかな。成層圏を観測する気球のようなものに水を満たしピンポイントで投下する。その方が効率的だと思うのだが、重量による破壊を恐れているのだろうか。
 読者の方々にはまことに多方面の才能があって、いろいろな意見をいただいた。海上保安庁の消防艇は使えないのか。石油会社が持っている放水車はどうか。あるいは偵察には、ラジコンヘリはどうか。
 こういう「民生」をもっと活用すべきだというのはその通りだと思う。しかし、永田町や霞が関の人々はそういうことを把握できていないのだ。むしろ私のこ の日記のように民間の「衆智」があるところにアイディアが湧いてでる。これをお読みの関係者がいれば、どんどんパクっていただきたい。とにかく成否は別に して「これは」というアイディアは私はここに書いていく。

 自衛隊には本当に頭が下がる。ヘリで上空から作戦を決行するかどうかは機長の判断だったと言う。前に書いたように決死の場所に「突っ込め」とはなかなか言えないのがこれまでの日本なのだ。しかし任務を胸に、防人たちは突入していった。
 現場の彼らだけではない。予備自衛官たちは動員で穴の空いた西日本などの前線に立つという。支那や北朝鮮が何をやって来るか、備えあれば憂い無しなの だ。多くの防人たちが、警察官が、消防士が、海猿が、前線へ向かっている。警察官の中には駐在所から飛び出してお年寄りを避難させようとして殉職された方 も多いようだ。
 こうした人々から、自らを奮い立たせ死地に突撃する勇気を天皇陛下のお言葉からもらったという声がたくさん寄せられている。
 「自衛隊を最初に言って下さった」戦後ずっと鬼っ子扱いをされ、今回も大マスコミはわざと避けるかのようにその姿を報じない防人たち。どれだけの彼ら彼 女らが陛下の言葉に鼓舞されたことか。警察も、消防も、海保もそうだ。阿呆が官邸で怒鳴り散らす何万倍ものことを陛下は数分でなされた。
 その陛下は、なんと千代田区の停電時間にあわせて御所のブレーカーをおとしておられると聞き、私は恐懼に耐えなかった。
 <天皇陛下、国民にビデオでメッセージ>
 http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY201103160315.html
 <御所は15、16日の計画停電にあわせ、両日とも数時間、自主的に電気のブレーカーを落としている。>
 御所の目の前に住まう私は、まさかここは停電すまいと思い、陛下の袖に隠れるようにしてぬくぬくとしてきた。しかし、その中で陛下はご自身、民と同じ労 苦を味わわれていたとは。わが身を恥じるとともに、いただいている電気でせめてもののことをしようと、かく駄文をたれ流しているのだ。

 右手がもう上がらない。キーボードの打ちすぎだ。しかし、日記や号外とは別に私は今日、2本の原稿を入れた。テレビは私を避けているが(苦笑)雑誌の世 界はそうではない。急遽『WiLL』と『SAPIO』から原稿の依頼が入り、前者は8枚後者は7枚の原稿を、それぞれ40分ほどで書き上げた。しかし 『SAPIO』は依頼があって数時間のうちに送ったのに、そのウンもスンもない。編集部に電話しても誰もおらず、編集者の携帯電話も出ない。大手出版社に よっては自宅待機や早い時刻での退社をしているというが、それなのかも知れない。おっと、送信前に追記。いま連絡がとれました。
 あっ、今ゆれた。9時33分。千葉県あたりのひょっとすると今度は内陸ではないか。どうも首都圏直下型に向けて「嫌な感じ」である。テレビはまだ震源を出さない。
 おっ、千葉県東方沖だ。だとすれば前回の余震かも知れない。
 朝から何ひとつ口に入れずにキーボードを叩き続けていたのと、福島原発への注水で水蒸気爆発が起きればしばらく出られないかも知れないことを思い、18 時過ぎごろ、いったん外に出た。いつものセブンイレブンに行くと、今日の方が昨日よりも食べ物があった。しかし相変わらずトイレットペーパー類はない。近 くの大型薬局も棚は空っぽだ。
 笑ったのが酒の棚。なぜかビールがないのである。発泡酒ばかり。高いビールから買いあさるということは考えられないが、ひょっとすると酒呑みは水杯のために、ビールをはりこむのか(苦笑)。
 発泡酒は呑まない主義なので、今夜の寝酒はストックがあるワインにすることに。

 陛下が自衛隊などの名を挙げながらも、政府についてはまことに冷たかったことは私にはまことに痛快だが、その政府は原子炉並みに暴走している。
 これ、何だ。
 <野党から強い反発か/仙谷氏が官房副長官>
 http://sankei.jp.msn.com/politics/news/110317/plc11031721030045-n1.htm
 <菅直人首相は17日、民主党の仙谷由人代表代行=衆院徳島1区、65歳=を官房副長官に起用した。仙谷氏は党代表代行も当面は兼務する方向。藤井裕久官房副長官は首相補佐官となり、引き続き経済財政政策を担う。加藤公一首相補佐官は辞任する。>
 菅直人首相が気が狂っているからこんな人事をしたのか、気が狂っているからその任にたえずと「赤い官房長官」「陰の首相」がついに国家簒奪に動いたのか。
 いいですか。いままさに命を的に突撃を繰り返している自衛隊のことを「暴力装置」と呼び捨て、それによって引責辞任した男ですよ。世界中さがしてももっともその任にふさわしくない奴ではないか。
 天皇陛下が自衛隊の活躍が嘉されたのである。そのお心に真っ向から反抗する人事を菅さんはやってのけたのだ。
 ははあん。
 菅と仙国の極左売国コンビの究極の目的はやはり天皇制の否定なのかも知れない。どうでもいい認証式に葉山の御用邸から陛下を呼び出し、体調のご不例を引き起こした売国鬼畜二人である。
 オノレらが無視され陛下が自衛隊にお言葉を賜ったその「意趣返し」として今回の人事をやったという想像は度が過ぎるだろうか。いや、眼中に国民なく国家のないセクトの連中の狂い方を見ていると、あながち間違いでもないのではないかと思われてくる。
 震災が起きてすぐに私は、阪神大震災の時のオウム真理教事件を引き合いに出して「外国勢力などの侵略、浸透に留意せよ」と警告を鳴らした。無闇に不安をあおるものだとか、言い過ぎだとかもずいぶんと言われた。
 しかしそうだろうか。今回の人事は、国難に乗じた日本国の乗っ取りに通じないと言い切れるだろうか。
 9時56分。また揺れた。さきほどよりも千代田区では大きく感じる。震源は茨城県沖。これも余震だな。
 ちょっと久しぶりに戦場にいるような気分である。ずっと砲声を聞いているようなものだ。しかし、ごく真っ当な生活をしてこられた良民常民の方々にとって は、耐えられない日々だろう。ましてや地震のない国から来た人々にとっては。外国人の大量出国は、原発のせいだけでなくこの揺れ続ける大地にもあると理解 したい。

 もう真実を知りたい人にはバイブルサイトになっているが、私がよく存じあげ「エコ同和を信じるな」という同志でもある武田邦彦先生の冷静な分析は見ておいた方がいい。
 <原発 緊急情報(11)どこがまでが危ないか:計算結果>
 http://takedanet.com/2011/03/11_0ba1.html
 武田さんに対しては「煽るな」というような声がずいぶんと寄せられているようだ。だから彼はとにかく客観性と情報公開を大切にしている。ここに記されている内容がどこまで正確なのかは私はわからない。しかし、彼のその手法については信頼を置いている。
 なぜ大マスコミは「武田先生にも意見を聞きに行かない」のか。スタジオで甲論乙駁すればいいではないか。
 これがこの国の利権談合共産主義のまさに根本を象徴している。
 土建や記者クラブでの談合までは許してきた。しかし日本人の命をかけたことでそれをしたならば、私たちもまた命をかけておまえたちを吊るすと知れ。
 天皇陛下万歳。日本国万歳。

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2011年3月17日号外。<原発は今日の午後が勝負。関係者の命懸けの作業に祈りを>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/17 12:43), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月17日号外。<原発は今日の午後が勝負。関係者の命懸けの作業に祈りを>。

 

 福島原発は「剣が峰」を迎えている。今日の午後が勝負の時であるという見方が広がっている。
 自衛隊のヘリが文字通り「決死の」突入をやってくれた。
 <福島第1原発、陸自ヘリが水投下/3号機へ計4回>
 http://www.47news.jp/CN/201103/CN2011031701000171.html
 <陸自は事前に別のヘリで現場上空の放射線量を測定した上で、午前9時48分、7500リットルの容器に海水を入れた大型ヘリが3号機に水を投下。水は霧状になって原子炉建屋にかかった。
 投下は同10時ごろにかけ、2機で計4回。効果を発揮すれば周辺の放射線量が下がり、地上での作業の進展も期待できる。>
 防人のたちよ、ありがとう。これが可能になるとやがてはチェルノブイリの時のように砂を投下することでの「封じ込め」なども考えられるようになるかも知れない。
 放水車の突入も刻々と近づいている。
 <東京電力などによると、放水車は16日深夜、第1原発に到着。操作に当たる警察官らも茨城空港経由で現地に向かった。>
 これらのことと並行して、地味なのであまり大きく報じられないが、実は希望の光をもっとももたらしているのはこれなのだ。
 <保安院:福島第一原発、午後に一部で電力回復も-最優先の作業>
 http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920019&sid=aY66wLzVKka0
 <3月17日(ブルームバーグ):原子力安全・保安院は17日午前の記者会見で、福島第一原発の原子炉について、同日午後に一部で電源回復が可能になるとの認識を示した。NHKが会見を中継した。
 保安院の広報担当者は会見で「きょう、うまくいけば午後に一部だが外部の送電線からの電源の回復が可能になるかもしれない。それは作業の中で最も優先すべきものだ」と述べた。>
 すべての惨事は外部電源の喪失からはじまっている。これが回復すると選択肢がずっと広がる。
 しかし、なぜこれを保安院に発表させるのか。先日来指摘している「情報の出口の一本化」がなされていなことはここでもわかる。それをNHKが報じて、他 の大マスコミが引くということの効率の悪さ。あまりに無能ぶりをさらけ出してきた保安院が「戦後」のお取り潰しを避けるためにやっている発表ではないかと 疑いたくすらなる。

 さまざまな情報を統合して私は分析しているが情勢が好転する可能性を書けるようになったのは、私がもっとも信頼する親しい人物が「少し希望が出てきました」と速報してきてくれたことが大きい。
 川西琢也金沢大学准教授。
 http://takuyakawanishi.wordpress.com/
 環境モデリングの専門家なので被害の拡散などについて知悉している。今回の事態では「原発の中で何が起きているか」を解説する専門家ばかりが大マスコミ に出ているが「放射能汚染が起きた時にどうなるか」を説ける専門家は実はあまり大きな声をあげていない。前者が後者の役割を兼ねていまっている面もある。
 実は昨日までは彼はかなり悲観的な見方をしていた。
  http://takuyakawanishi.wordpress.com/2011/03/16/%E7%A6%8F%E5%B3%B6%E5%8E%9F%E7%99%BA%EF%BC%9A%E6%94%BE%E5%B0%84%E7%B7%9A%E9%87%8F%E3%81%AB%E4%B8%80%E5%96%9C%E4%B8%80%E6%86%82%E3%81%99%E3%82%8B%E3%82%88%E3%82%8A%EF%BC%8C%E9%81%BF%E9%9B%A3%E7%AF%84-2/
 さきほどリンクしたトップページでこの論までの足跡を見ると、海外の情報などを分析しながらたどりついていったことがわかる。と同時にあとから検証できなかった情報は丁寧に消してある。
 首都圏の方々から「どうすればいい」と悲鳴のような声が聞こえてくるが、いまは、浮足立たず現場の決死の人々の活躍を静かに応援して欲しい。
 ひとつの目安としてはアメリカ政府は原発から80キロの退避を命じている。
 <US alarm over Japan atomic crisis>
 http://www.bbc.co.uk/news/world-asia-pacific-12766930
 <The US state department has urged Americans living within 80km (50 miles) of Fukushima Daiichi, which lies 220km from Tokyo, to leave the area - a much wider exclusion zone than the 20km advised by the Japanese government.>
 しかし、アメリカ人はそれでいいかも知れないが、私たちにはひとりひとりに社会の機能を護る責任がある。政府の指示にしたがって冷静に行動して欲しい。
 う~ん、いまのところ一回目の投下のあとでは、ほとんど数値が下がっていない。何度も接近して投下することは防人の方々に更なるリスクをお願いすることだが。ひたすら、祈り上げる。
 ちなみに、川西金沢大学准教授は灘校の同級生で、毎週日曜日に付録としてお送りしている小説『天国のいちばん底』の「レッサー畔田」のモデルである。

 サイドでいろいろと重要な情報。
 外国船の東京湾への船舶の入港について荷主や船主の中に難色を示す傾向が出てきているとのこと。これが広がると、日本国への物資の輸送に重大な影響が出る。
 政府は関係者への情報伝達とともに、万一の時の代替港と陸上輸送の手段を考えて欲しい。
 ガソリンに関して。
 卸元にストックは充分にある。しかし首都圏においてですら、営業できていないスタンドが頻発している。これはまさにターミナルから末端への輸送が確保で きていないためで、地方のタンクローリーを回すなどの対策を考えて欲しい。もちろん、最優先されるべきは被災地への輸送だ。
 これだけ輸送が問題になっている時に、私のもとには宅配便でNTT東日本からルーターのACアダプターが届いた。何やら焼損事故が発生したので交換してくれとのこと。
 何もこんな時に大量に送らなくてもいいと思うのだが。
 私としてはネットでの本の取り寄せなども含めて、不要不急の宅配便を使うことはやめよている。だから自分の新刊本の告知もそのうち。私の本はアマゾンなどで買っていただくことが多いのでね。偉いのは版元も同じ考えだと言ってくれたことだ。
 節約ということでいえばもうひとつ。
 自動販売機って何とかなりませんかね。あれは全国で膨大な電力を使っている。建物の中のものならともかく街角ののだけでも止めるといいと思うのだが。

 さすがに号外疲れです(笑)その間にちゃんと締め切りは守ってはいるが。
 私の机のまわりはえらい惨状を呈している。資料が飛び散り足の踏み場もない。関西から戻ってきてそのままの状態でカバンもあけていない。
 仕事場は地震で棚などが崩壊したまま全くの手つかずだ。頭が痛い。
 さて『WiLL』に臨時に頼まれた原稿と『天国のいちばん底』の今週分にとりかからなくては。『テンソコ』今週はさすがに休もうかと思ったけど、こういう時こそルーティンは守りたい。
 私も、頑張ります。号外の字数を増やして申し訳ないが、ささやかな日常でした。

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2011年3月17日号。<天皇陛下からいただいた「雄々しさ」という言葉を手に、さあこうべをあげて立ち向かおう>

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(2011/03/17 9:06), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月17日号。<天皇陛下からいただいた「雄々しさ」という言葉を手に、さあこうべをあげて立ち向かおう>。

 

 3時半起床。
 日本中、いや世界中に散らばる同胞から「天皇陛下のお声を拝聴した」と震えるようなメールを頂戴している。
 雪が15センチも積もった被災地で、マーケットの「日本売り」に戦慄するロンドンで、自国民の離日の様子を流し続けるパリで、日本人たちは陛下のお声に接した。
 なぜ「その様子」を大マスコミは写して流さないのかと思った。陛下のお声は一方的なものではない。そこに国民との紐帯を感じさせてこそのお声である。ああ、そのことすらもうこの国の大マスコミの連中はわかっていないのだな、と感じた。
 今回のお言葉は「平成の玉音放送」だと私は思っている。あの時は日本国内だった。いまは世界中で、心ある日本人たちが佇立してそのお声を聞いた。昭和の 玉音放送が私たちの心の底に響いているのは、聞き取りにくい昭和大帝のお声というよりも、頭を垂れ、嗚咽しながら聴いていた臣民の姿である。「兆し」とし ての皇室とはそういうものだ。
 「天皇陛下のお言葉に聞き入る被災者たち」というような絵がほとんと出てこないことは、これからの皇室と私たちとの関係において、相当深刻なものだと思う。
 この国の復興のためにも私たちが心を入れ換えなくてはならない。ここで言う私たちはほとんどの良民常民のことではむろんない。皇室と国民の間をつなぐ役割を独占していながら、それを放擲している奴らだ。
 だからこそ陛下は「私たちに直接」語りかけられたのである。ここにも私は陛下の強いお怒りを感じるのだ。
 昨日、全文を、と書いたが私ごときがいちいち注釈するものではないと考え改めた。
 <「深く心を痛めています」/天皇陛下のメッセージ全文>
 http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY201103160316.html
 ひとつだけ。
 <そして、何にも増して、この大災害を生き抜き、被災者としての自らを励ましつつ、これからの日々を生きようとしている人々の雄々しさに深く胸を打たれています。>
 ここで<雄々しさ>という言葉を選ばれた叡慮に私こそ「胸をうたれ」る。
 「雄々しい」という言葉はもともと「男らしい」という意味だ。田嶋陽子センセイなどなら「じゃあ被災者の女はどうするのよォ」と文句をいいそうだが、同時に「雄々しい」には「勇ましい」という意味がある。陛下がお使いになられたのはもちろんこちらの方としてであろう。
 被災者に関して大マスコミにあふれている言葉は「たくましい」「立派に」「負けない」などだ。いずれもよく考えると上から目線であり、憐憫の情が含まれている。
 しかし陛下は「雄々しい」と言われた。そこには逆境にあって毅然とこうべを高くかかげて未来を睨んでいる、拳を握りしめている大和民族の姿がある。<雄 々しい>は<これからの日々を行きようとしている>にかかるのである。「あなたたちの勁さを知っている。信じている。だから大和島根はかならず立ち直る」 と励まして下さっているのである。
 この言葉を座右として私たちは行軍を始めなくてはいけない。この極東の小さな列島を、陽がまた昇る国にするために。

 ああ、もうひとつ。こちらは申し訳なさに身が竦む思いがすることである。陛下はこうも言われた。
 <海外においては、この深い悲しみの中で、日本人が、取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示していることに触れた論調も多いと聞いています。>
 私の深読みかも知れないが「陛下はわかってらっしゃるな」と感じた。<海外においては>とわざわざ外からの論調を引用されているからだ。ご自身のお耳に 入っている情報では必ずしもそうではないとお思いなのかもしれない。だとすればここでも「私は知っているよ」と背中で叱っておられるのだ。
 皇居のお膝元である私の仕事場のまわりのコンビニからは食べ物やトイレットペーパーなどの生活用品が徹底的に姿を消している。近くのセブンイレブンは本 社の近隣にあるせいもあって同社の「フラッグシップ」である。商品もスタッフも最高のものを揃えている。ここからも、そうした品々が消えた。昨日の夕方、 あたりを視察に出かけた私は呆然となった。それでも基幹店なので懸命の努力をしたのかオニギリとなぜかペヤングのソース焼きそばだけが大量に並んでいた。
 オニギリはいつものようなバラエティに富んだものではなく、具は違っても姿はただ一種類。ノリで全体を巻いたものだけである。おそらくラインを一本化し て増産につとめているのだと思う。ソース焼きそばは確か会社の所在地が群馬県の伊勢崎市だったので、比較的早く入荷したのかも知れない。
 そういう意味で、流通や販売側も頑張っている。西日本の電池や携帯カイロの工場は24時間のフル生産だそうだ。
 私が許せないのは「買い占める奴ら」なのである。関西や他の地域でも程度の差はあっても似たような状況のところが多々あると聞いた。
 <取り乱すことなく助け合い、秩序ある対応を示している>のは物資不足に泣いている被災地の方々であって、都会でぬくぬくと暮らしている連中がモノを「強奪」していくさまはとても海外の人々に褒めてもらえるようなものではないと私は思う。
 かねてから私はいまの日本では都市と地方の対立が深刻だと言っていた。さまざまな地域政党ができ始めていたのも、そういうことが背景にある、と。今回の この現象は、はしなくも日本人のその深層心理を露呈してしまった。あとあとの日本人全体の団結に、長く影響を及ぼしかねない。
 この傾向を助長してきたのは東京に陣取ってそのクラブ室から情報を垂れ流し続けてきた大マスコミにほかならない。
 昨夜の『報道ステーション』には仰天した。あの貧乏神のような男が冒頭「被災地の様子はあとで観ていただくことにして」というようなことを言う。被災地よりも大切なニュースといえば何なのかと観ていると、都内の光景が映った。
 なんと計画停電のせいで困っているというどこぞの家庭の様子を延々と報じるのである。餓鬼が停電でおそらくゲームなどでは遊べないので、バッテリーがあるパソコンでアニメだかを観ていると嘆いてみせる。
 東京中心大マスコミの品性下劣、想像力のなさはここまで来たかと呆然となった。「数字がとれる」からである。スポンサーにカネを払う人間が住んでいるのは圧倒的に首都圏だからである。そしてそのスポンサーにカネを払う連中こそが、物資を強奪して回っているのである。
 確かに美談はあちこちにあるだろう。しかし私はいま目の前の東京で起きていることを忘れない。日本人のこうした部分の性根を叩き直さないと復興などおぼ つかない。そして、震災が起きずともこの国を潰れそうにしてきたのは、まさにこの倫理観の欠如、社会性のなさ、自己中心主義だったではないか。
 メディアはこのことをもっと声高に言うべきである。せめて「識者」や「コメンテイター」は声をあげよ。まあ、言いそうな私はだから締め出されているわけだが(笑)。
 私ならば「スーパーやコンビニの前に返却所を設置せよ」という。そして「過剰に買いすぎたと思った方は戻してください」と呼びかける。もちろん返金などはしない。だから店舗側に事務的な負担はない。ただ返却の台を置いておけばよろしい。
 買った側が損するカネは授業料だ。物資はもう一度棚に並べてもいいし被災地に送ることにしてもいい。棚に並べて現金化したならば、それは義援金にしよ う。結果として愚かな行動をしてしまった人々もいくばくかのカネを被災者に贈ることになる。いくらかは、いっときの出来心の償いにもなるだろう。

 陛下もお触れになった海外での報道だが、原発に関してはシビアなものが続いている。各国の工作員の諸君が続々と現地の報道を寄せてくれているが、「大丈 夫ですよお」とグダグダとどの局でも「専門家」の同じような茶飲み話シーンをたれ流している国内のニュースとはまずビジュアルが大違いだ。
 なぜこういう畳み込むような、国民を緊張させる映像が流れないんだろう。
 <Get out of Tokyo: Foreign Office tells all Britons to leave toxic radiation zone as Japanese 'lose control' of stricken reactor>
 http://www.dailymail.co.uk/news/article-1366670/Japan-earthquake-tsunami-French-claim-scale-nuclear-disaster-hidden.html
 英文は読まなくともずっと下へスクロールて写真を見てください。海外でこうした映像を見せられたならば「チェルノブイリだ」とも思うでしょうね。自国民 に退去命令を出すはずである。そして、これらの映像は誇張でも何でもない。防護服とガイガーカウンター、これが現地の実情である。「遠くからの映像」とイ ラストでの解説ばかりに終始している日本の大マスコミとは大違いだ。
 さきほど都市部における日本人の性根の話をした。実はこうした現場でもいよいよ日本人の「価値観の本音」が試される正念場になりつつある。
 <原発冷却へ警視庁が特殊放水車/福島第一に使用検討>
 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201103160496.html
 <東日本大震災で被害が出た東京電力福島第一原発(福島県大熊町、双葉町)の4号機について、警察庁は16日夜、警視庁機動隊の放水車を使って地上から水をかけ、冷却を目指す計画を明らかにした。>
 消防車よりも水を飛ばせるとはいえその距離は100メートル。まさに命懸けの接近となる。
 <今回は4号機の上部に放水することが検討されており、警視庁の機動隊員ら十数人が、自衛隊の防護服を借りて作業に当たる。放射線量を測定しながら慎重に進める考えで、危険な状況があれば取りやめる可能性もある。 >
 これは本末転倒なのではないだろうか。むしろ自衛隊の特殊部隊が放水車を操作するべきでは。防護服の扱いの訓練をするのと放水車の操作のそれとでは後者 の方が容易だと思う。もともと「撃つ」のが商売なのが自衛隊だ。何よりも放水車の操作を間違えても水が出ないだけだが防護服の扱いでミスをすると命がなく なる。
 いずれにせよこれほどの「決死」の任務は稀である。この場合「命令」で行かせるのか「志願」にするのか。皇軍でも真に危険な任務の時は「志願者」を募ることが多かった。旅順の閉塞作戦などがそうだ。
 日本人はこうした状況からずっと逃げてきた。「戦争を考えない」で来たからだ。しかし実戦となるとこんな場面からは逃げられない。さあどうする。

 政府はこの男を拘禁して代理を立てた方がいいのではないか。
 <政府と東電すれ違い、作業員退避巡り押し問答>
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110317-OYT1T00148.htm
 <首相と16日、首相官邸で会談した笹森清内閣特別顧問によると、首相は「福島原発が最悪の事態になった時には東日本がつぶれることも想定しなくてはならないが、(東電は)危機感が非常に薄い。自分は原子力には詳しいので乗り込んだ」と語ったという。>
 まさに指揮官ではなく「一兵卒」(嘲)の振る舞いである。最大の危機はひょっとすると菅直人首相の存在にそのものある。

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2011年3月16日 (水)

2011年3月16日号外2。<菅首相の精神状態に危惧の情報>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/16 14:26), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月16日号外2。<菅首相の精神状態に危惧の情報>。

 

 東京はまた揺れました。
 千葉県で震度5弱です。震源は千葉県沖。私が推察してきたように、宮城県沖から静岡、長野に至る「くの字型」の部分で連動しているとすれば、これもそれに含まれるかもしれません。

 号外ばかり出していて仕事にならないんですが(苦笑)どうしても気になる情報が飛び込んできたので二つばかり。
 福島原発から35キロ地点に退避していた複数の人々に「県外に出るように」との呼びかけ。別々の待避所らしいので、そうした指令が飛んでいるものと思われます。
 ガソリンも払底し、外に出ることそのものがリスキーな中でのこの指示は、報道されているのとは違う状況が生じていることを示唆しているのかもしれません。ただし、あくまでも私の推察です。
 テレビは相変わらず「別に今でなくてもいい情報」を流している。なぜ福島原発の中継映像を流し続けないのか不思議だ。

 もうひとつ。「菅直人首相が精神的に不安定になっている」という情報が複数の官邸筋から入っている。
 まあ、もともと不安定なところへ、東電でのあの怒鳴りまくりを見ていると、とっくにおかしいだろうとは思っていたが、号泣するなどそれが悪化していると も聞く。その分、枝野幸男官房長官に負担がかかっていて、彼が倒れないか気になる。そうなると、今度は日本国政府そのものが「制御不能」に陥りかねない。
 早く「救国政府」を作りませんか。与野党からのオールスターで。閣僚ではなくとも、政府にはアメリカなどからのスタッフに入ってもらってもいい。もはや地球規模の災厄なのだから。
 今日の菅さんは朝から正午に至るまで官邸に引きこもっている。何人かの出入りはあるが、とてもではないが国家の緊急事態の時の首相の行動とは思えない。
 原発の様子についの八卦見もいいが、誰かちゃんとした精神科医に、菅さんの状態について分析してもらいたい。

 こんな時に…と思うが、いや、こんな時だからかな。私たちも大変だが、ずっと継続してひどい目にあっている人々のことも、忘れたくない。
 今朝のメールで報せ損ねたので。
 『クロッシング』。いよいよ今夜12時からWOWOWでオンエアされる。
 http://www.wowow.co.jp/pg/detail/022146001/
 ああ、昨日発売された自分の新刊本の告知もまだしてないや(苦笑)。担当者には悪いけど、先にひとのいのち。

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2011年3月16日号外。<第一原発で同時多発事案発生。官邸と東電は情報の出口をひとつにせよ>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/16 12:41), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

2011年3月16日号外。<第一原発で同時多発事案発生。官邸と東電は情報の出口をひとつにせよ>。

 

 出さないって言ったのに…(泣)。
 情報に携わるものとしてどうしても看過できないので。
 官邸と東京電力は情報の出口を早急に一本化せよ。
 今日の午前中に起きた複数の爆発は、かなりシビアな状況の可能性がある。
 <福島第一3号機で格納容器損壊か/4号機では再び火災>
 http://www.asahi.com/national/update/0316/TKY201103160062.html
 <東日本大震災で被害を受けた東京電力福島第一原発4号機(福島県大熊町)の原子炉建屋内で、16日早朝に火災が発生した。3号機付近からも白煙が上 がっていることが確認された。枝野幸男官房長官は3号機の白煙について「格納容器から放射能を帯びた水蒸気が漏れている可能性が高い」と述べた。2号機に 続き3号機も格納容器が損壊した可能性がある。>
 まさに私が指摘している「複数の危機に同時対処することの困難さ」が生じてきているわけだ。こういう時は「どこで何が起きているか」をきちんと分けて発 表すべきなのに、官邸と東電が別々のことをいっている。12時ごろからの会見では、枝野幸男官房長官の発表の数字を「勘違いされていたと思われる」と直後 に東電が訂正する始末。
 なぜ官房長官と東電が同席して発表ができないのか。これが戦争ならば背後には幕僚や将軍たちが並んでいなくてはいけない光景だ。そして、これは戦争なのだ!
 危機に関してはいい意味での情報コントロールが大切である。その出口の統制がとれていないということは、もうそれそのものが危機だ。まだ遅くはない。更に深刻な事態が起きる前に、きちんと統制をとれ。
 そしてそれが特権が与えられている大マスコミ、あんたがたの仕事じゃないか。「会見を一本化してくれ」とお得意の記者クラブの幹事社はなぜ申込まないのか。

 ガソリンについて。
 量は充分に確保されているとの情報が入った。先物取引の価格も下落している。残念ながら直後には「思惑」での品薄がずいぶんとあったようだ。
 被災地の医療機関は発電機の燃料がなく、危機的状況に直面している。「ブツ」はあるのだ。これをなんとか届けることに、関係者は集中して欲しい。

 気温が急に低下してきている。
 避難所ではインフルエンザの流行のきざしがあるということで心配である。
 地震による直接的な傷病の他に、車中泊による重症肺塞栓、練炭など代用暖房による一酸化炭素中毒なども発生しているようだ。医療そのものが到達していな い地点もまだ相当数ある。また、そうしたところが孤立から解放されると、多数の要救護者が一気に生じる可能性も指摘されている。

 こうした情報もできれば対策本部なりで統括して発表するのが望ましい。もちろん現地での発表は大切だが。
 「事態を政府は把握している」ことを示し続けるのが民心の安定のために重要なのだ。嫌らしい言い方がだ、世界が「日本売り」に走るのを最小限におさえるためにも。
 枝野さんは頑張っているがもっと「情報、宣伝のプロ」を周囲に配置したい。

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2011年3月16日号。<被災地ではガソリンの一滴は血の一滴です。少しでもむこうにまわしましょう>

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/16 8:03), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月16日号。<被災地ではガソリンの一滴は血の一滴です。少しでもむこうにまわしましょう>。

 

 3時起床。
 世界は私たちを見つめ続けてくれている。たとえ自分たちの政府に対しては立ち上がっていても。
 クロアチアからの涙が出るような映像を送ってくれた方がいた。
  http://www.index.hr/vijesti/clanak/video-prosvjednici-uskok-trazili-da-pohapsi-mafiju-bandicu-lopovu-vikali-da-je-prodao-varsavsku/542052.aspx
 中ほどの動画をクリックしてほしい。お急ぎの方は3分30秒あたりから観てもらうといい。
 ザグレブの街を政府に反対するデモ隊が歩いている。しかし彼らの鳴り物が突然やむ。屹立していた旗が降ろされる。
 日本大使館の前であった。手にしたプラカードは私には読めないが「J」という文字が見えるので日本に対するメッセージのようでもある。どんな国でもなぜか日本の国名は「J」から始まるのだ。
 場面がかわると人々が蝋燭に灯をともしている。そして、日の丸。あの欧州の国々独特の、タングステンを使った黄色い灯火に浮かび上がる日の丸。大使館にはかならずある、菊のご紋章。
 ひとしきり祈りを捧げると、ザグレブの人々は再び行進を始める。鳴り物が再開し、国旗がたてられる。内戦をへてクロアチアはいまなお混乱や困窮の中にあ る。こんな状況でも東京でぬくぬくと暮らす私などよりもはるかに厳しい生活がある。それでもひととき、彼らは自らの人生の闘いを離れ、はるか東の島国の人 々のために祈ってくれたのだ。
 この志に応えたいと思った。この惑星のあらゆるところで私たちを注視し応援してくれている人々がいる。同じ列島の中に住んでいながら、私たちの同胞を支援すること、いまざ至らざることはなかったか。
 至らざることだらけだ。まだまだ情けない限りだ。何をしている、日本人!

 わが友軍である米軍の献身的な活動ぶりももっと報道されていい。
 佐世保では地震発生から数時間もたたないうちに佐世保の揚陸艦トテューガには出動命令が下ったという。第七艦隊の動きも早かった。いま、第七艦隊の空母が東北沖にいなければ、わが国の救援活動はずいぶんと制約たれたものになるだろう。
 米軍や自衛隊の艦船の役割はこれまでのどんな災害におけるそれよりも大きいといっていい。福島の原発の事故があるので太平洋側で陸路は東西に遮断されて いる。東北地方に入っても、沿岸の港湾設備がことごとく破壊されているので、通常の船舶による補給は困難である。ここは揚陸艦の出番だ。
 ニュージーランドの地震の時に私がすぐに補給艦や揚陸艦を送れとここで書いたのを覚えておいでだろうか。皮肉なことにそれはまさに自国に対して必要な事態になった。
 それにしても大マスコミはどうしてそうした自衛隊の映像をもっと流さないのだろうか。まさかここに至っても自衛隊に対する「鬼っ子扱い」があるわけでは ないでしょうね。有事であれば、部隊の具体的な移動情報などは秘匿する必要も出てくる。しかしいまは、自衛隊の雄姿が見えれば見えるほど、被災地の人々は 鼓舞されるはずである。
 これもニュージーランドの地震の時に、私は東京消防庁のレスキュー隊の出発の雄姿をここで紹介した。ほんの何十秒かの映像だが日本人として誇らしかったものだ。
 私たちの心の中には「被災者を助けたい」という気持ちと同時に「日本人はここまでできるんだ」と願いたい気持ちもある。その双方がかみあってこそ、復興の足どりは確かになるのである。
 この国の大マスコミは国防や警察や消防に対して斜め目線でしか見てこなかった。オノレは記者クラブで恩恵を受けてしいるくせに、どこか見下すところがあった。そのことが、これだけの大災厄の中での報道でも切り替わっていないように思われる。
 米軍の活躍ぶりは太平洋艦隊のこのサイトで見てもらえる。
 <Operation Tomodachi>
http://www.flickr.com/photos/compacflt/sets/72157626119790243/
 「トモダチ作戦」。いい名前じゃないですか。大マスコミはなぜ米軍のこうした活躍ももっと積極的に紹介しないのか。いや、菅直人首相はなぜ、米軍をはじめとする各国の援助にもっと積極的な感謝を示さないのか。
 自国が大変なのはわかる。しかし憂鬱な顔をしてずっとキレてばかりいるのが首相の仕事ではない。現場はむしろ現場にまかせて悠然とし、笑顔をもって助けてくれる海外に謝するのが日本国の責任者の仕事である。
 そしてそれこそが「政治」なのだ。普天間基地を巡ってぎくしゃくした日米関係の修復に、今回の「トモダチ作戦」がどれほど貢献するかも、大変な時だからこそ、ちゃんと頭に入れておいた方がいい。

 有事であれ災害時であれ大規模な作戦には必ず「ボトルネック」が生じる。これまでの災害でも避難所の倉庫には支援物資があふれているのに、被災者には行き届かないなどということがあった。その場合のボトルネックはマンパワーであったり輸送力であったりした。
 いま出現しているボトルネックはずばり「ガソリン」だ。あらゆる救援活動がガソリンの払底のために阻害されているという、悲鳴のような声が被災地や、救 援組織から寄せられている。もちろん、あなたや、あなたの地方でもそうであるように、国民生活全体でもガソリン不足は深刻だ。
 もっと言うならば、いまの電力不足は原発の事故のせいだけに思われがちだが、火力発電所への燃料の供給にも気を配らなくてはいけない。日本国全体での原油の需給はどうなっているのか。
 経済産業省の審議官をつとめる同級生によると塩竃の拠点の電力が回復したため今日以降、周囲のガソリン状況には改善が見込めるとのこと。また、新潟、秋 田からの輸送にもつとめているらしい。しかしその場合でもガソリンスタンドでの給油では緊急車両や輸送車両を優先的に扱って欲しいとの要望があった。
 原発で進行していることを報じるのも大切だ。しかし大マスコミはもっとこの燃料事情などを報じて、国民を啓発すべきではないか。節電もいいが燃料を節約 して被災地救援にまわすというキャンペーンをはって欲しい。地方におかれては、ガソリンは必需品なのはよくわかる。しかし、乗り合いや公共交通機関の活用 などで、少しでもガソリンを浮かして欲しい。
 そうしたものをどうやって被災地に運ぶかだが、油を運ぶことにおいては日本国は世界に冠たる技術と手段を有している。遠路原油を持ってきての経済活動で ここまで成り上がった国である。被災地の沖まではタンカーが行けるだろう。そこからどう揚陸するかは自衛隊や米軍の仕事かも知れない。これまた世界に冠た るマリコン各社は橋頭堡作りに協力してはもらえないか。
 ガソリンがこれからの救援と復興の鍵になる。覚えておいてください。

 もうひとつのキーワードはやはり私が当初から提案してきた「疎開」になるかも知れない。福島県の佐藤雄平知事の首相への要請もそうだ。
 <被災者の県外受け入れ支援を…福島知事、首相に>
 http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20110315-OYT1T00724.htm?from=navr
 <東京電力福島第一原発の一連の事故をめぐり、福島県の佐藤雄平知事は15日、菅首相と電話で会談し、被災者の県外受け入れを支援するよう要請した。
 同県では東日本巨大地震の被害に加え、同原発の事故で周辺住民約7万人に半径20キロ・メートル圏外への避難指示が出されている。15日現在、避難住民は計約11万2000人に達し、知事は県内での避難受け入れは限界と判断した。>
 私のもとには「自分のところに来て欲しい」といった声が無数に寄せられている。「こんなにいいところですよ」というのもあれば「地方の活性化のきっかけになれば」というものもある。
 本音だと思う。少しでも頭のいい指導者であれば今回の災禍を「日本人の再配置のきっかけ」にするというところまで考えるだろう。まずは救命救援を第一としながら「禍転じて福となす」まで智恵をふくらますだろう。
 もちろん疎開はあくまでも疎開であって、本来の故郷に戻ってもらうのがいちばんだ。しかし過去にも関東大震災などによって「日本人の再配置」がおこなわ れた例はあるのである。ちなみに関東大震災の時は、それによって食べ物文化の東西交流が進んだ。関西でおでんのことを「関東炊き」というのは、この時に東 からやってきたためとも言われている。しかし、目が泳いでいるあの男にはそんなことまで思いをいたす余裕などまったくない。
 <これに対し、首相は「本当に福島県民には心配と迷惑をかけており、要請を重く受け止める。しっかり対応していきたい」と応じた。>
 中央がダメならば、ここは「最近流行りの大物知事」たちが手をあげ、集まって相談してはどうか。仮設住宅でもそうであるように、地域のコミュニティを壊 さないままでの「集団疎開」が理想である。今のように親族や知人を頼っての個別の疎開では、コミュニティがどんとん破壊されている。このことにももっと大 マスコミは論及すべきだ。「復興後」のことまで視野に入れて。
 「疎開」のメリットは「居場所がはっきりする」ことでもある。携帯電話も今なおつながりにくく、避難所での名簿作成も遅れている中で「どこどこ地区の人 々は、何々県のどこにいる」ということが明らかになれば、肉親の出会いも進むだろう。ぜひ積極的に各地は被災者の「集団疎開」を受け入れていただきたい。 自ら発信していただきたい。それはまた日本人どうしの新しい絆を築くことにもなるだろう。

 今朝は原発のことにあまり触れなかった。書くに足る情報が何も漏れてこないからである。こういう場合は「いいこと」よりも「悪いこと」が起きているある 可能性の方が高い。心配なのは5号機6号機でも燃料の温度が上昇していることだ。テレビでは今回の事態がスリーマイル島やチェルノブイリよりも深刻がどう かという愚にもつかぬ論議をずっとしているが、いずれも原子炉は「1個」だった。今回は「同時多発制御不能」だ。たまたま近くに並んでいるから全体で1個 の原子炉のように思いがちだが、5個あれば5倍の対応が必要なのである。しかもそれぞれの「個性」が違う。このことの深刻さはあまり報じられていないので 警告しておきたい。
 政府などが情報をしぼれば今度は噂の世界で「温度上昇」がはじまる。ウェブ上にはさまざまな「情報」が流れている。私でもそれらをすべてきちんと区分け することは難しい。ひとつ言えるのは、常に爪先立ちでいながらも、過剰な心配はしないことだ。これは人生のすべてに言えることだが(苦笑)あなたが心配し ようと、しまいと、起きることは起きる。起きた時にどう対処できるかだけを、いつも頭においておきたい。
 昨夜は打合せで赤坂に出た。大型スーパーの棚はからっぽだった。料飲店の多くが店を閉めていたが『赤坂麺通団』には節電中の灯がともり、何組ものお客さんがいた。
 さまざまなことが起きる。それでも日常は続いていく。私たちは生きていかねばならない。「私が」ではない「私たちは」である。そのことを忘れたくない。

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2011年3月15日 (火)

2011年3月15日号外2。<首都圏のみなさん。消耗品を買う前に立ち止まってまず考えよう>

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(2011/03/15 17:44), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月15日号外2。<首都圏のみなさん。消耗品を買う前に立ち止まってまず考えよう>。

 

 冷静に、しかし最大限の注意を払って、首都圏のみなさんは福島原発の行く末を見守ってください。
 「直接の情報」は政府から出されている。しかしそれが「本当のこと」なのかどうなのかは見極めが必要である。「周囲の出来事」から「中心部で起きていること」を推測する努力をしておかなくてはいけない。

 メディアを含めた多くの会社で午後になって帰宅命令が出た。これは放射能汚染を危惧したというよりも、帰宅にこれまでのような大混雑にまきこまれないようにとの配慮もあるだろう。
 帰宅時に「買いだめ」をしようと考えている方は、少し立ち止まって思いなおしてほしい。都内ではトイレットペーパー、女性の生理用品などが棚から消えて いる。「いつもなら買わない」のなら、そちらを選ぶことだ。「自分だけ買い占めできればいい」という考え方は捨ててください。先日来書いている「危機に あってこそ礼儀を重んじる」行動をとってください。

 各国の大使館からのスタッフの引き揚げが起きている。
 厚木の米軍基地もセーフモードに入っているようだ。
 医療の前線からは聞き捨てならない情報も飛び込んできている。
 放射線治療の専門家に「招集」がかかっているというもの。
 これは伝聞に過ぎないが、被爆の治療薬であるヨ化カリウムが「月曜日から政府の統制下にあって、東北地方に送られている。いまたとえば関西の現場ではほとんど手に入らない」というのは「事実」なようだ。
 流している公式情報とは裏腹に、政府は最悪の事態を早くから予測していたようにも見える。
 私に近い専門家は当初、メルトダウンは起きないだろうと見ていたが、ここへきて「その可能性はある」にスタンスがかわってきている。

 日本人の風上にも置けない詐欺師どもも蠢動しはじめた。
 首都圏では東電の職員を装って女性がひとりでいる家を訪問したりする連中が出没しはじめた。目的はカネなのか猥褻なのかはわからないが、くれぐれも警戒をしてほしい。
 会社などへは防災用品を売りつけるメールが多数送りつけられているようだ。その手にのらないのはもちろんだが、記録はとっておいて、あとでしっかりシメることも忘れないように。

 とんでもない奴が支那から乗り込んできてもいる。
 <中国の富豪が被災地で大活躍!/…「これは酷いw」と話題>
 http://blog.livedoor.jp/neomani/archives/51587176.html
 「最低」であるのはもちろんだが、安全保障上きわめてマズい。警察や自衛隊は、被災地や原発周辺への外国人の出入りをきちんと制限すべきだ。こんな奴らが「何を仕掛けて」行くかわかったものではない。
 各国の正式な推薦状を持つチームだけを被災地には入れてください。

 街頭に立っている詐欺師どももいる。かといってあの糞政府にカネを渡しては何に使うか知れたものではない。滑稽と無能ぶりをさらけ出している大マスコミのキャンペーンに応じるのも業腹だ。
 そんな中で、私が信頼を置いているのが、以前から関係がある日本財団である。
 ■災害支援基金設置のお知らせ■
http://www.nippon-foundation.or.jp/org/news/2011031202.html

 見てのとおり、きわめて「まっとう」な団体であり、世界中での支援実績がある。義援金を出される時の参考に。

 夜が日本列島をおおいつつある。雨や雪も降ってきた。
 戦後日本人が体験するもっとも不安で冷たい夜となるかも知れない。
 だからこそ、手と手を。言葉と言葉を。義と志と信頼を。

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2011年3月15日号。<ヨウ素を含む薬品をむやみに呑むな。現地に一方的にモノを送るな>。

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(2011/03/15 13:02), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月15日号。<ヨウ素を含む薬品をむやみに呑むな。現地に一方的にモノを送るな>。

 

 横の絆と自らの判断とそして義の心で、私たちは自分や愛するものたちの命を、この手でまもらなくてはいけない時が近づいてきているようだ。
 政府も、大マスコミも、東電も、機能不全に陥っているように私には見える。そうした連中が普段見下し、時には嘲笑の対象であった、自衛隊、警察、消防と いった方々が、命を的に現場に突っ込んでいっている。文字通りの挺身隊であり、このことを私たちは深く記憶に刻み、あらゆる感謝を捧げるとともにできるこ とを何でもしよう。
 最高指揮官としてもっともやってはいけないことは、敗北の瀬戸際にあって大声を出す、怒鳴る、当たり散らすことである。二百三高地での惨状を前に、乃木希典はただ静かに座り続けた。大東亜戦争でも愚将ほど軍刀を振り回して部下を叱責した。
 かかる国難の時に、こんな愚物が日本国の最高司令官であることを、もう遅いことながらやはり嘆かざるをえない。
 <「撤退あり得ぬ、覚悟決めろ」=東電社員に大声-菅首相>
 http://jp.wsj.com/Japan/Politics/node_199334
 <「あなたたちしかいない。撤退など有り得ない。覚悟を決めてください」。東京電力福島第1原子力発電所の危機的状況が続く中、菅直人首相は15日朝、 東京・内幸町の東京電力本社に乗り込み、危機管理対策に全力を挙げるよう東電関係者に強い口調で迫った。  首相は午前5時半すぎに東電本社に到着し、約3時間滞在。首相は「撤退した時には、東電は百パーセントつぶれます」とも強調した。>
 東電の対応は確かに怪しさに満ちている。しかし突っ込んでいくのは現場の方々だ。妻もいれば子もいる人びだ。そして何よりも彼らは日本国民なんですよ、 菅直人よ。<「東電は百パーセントつぶれます」>。これは権力の座にある人間が民間の企業に向かって絶対に言ってはいけないことだ。恫喝によって人の命を 奪おうというのか。なぜこうした発言を大マスコミが問題にしないのか不思議でならない。
 危地にあってこそ、人は礼儀正しく、誇り高くなくけはいけないのだ。そのことがパニックを防ぎ、最前線の勇士たちを励ますのだ。就任当時はご存じなかっ たようだが、菅さんは3軍の総司令官でもある。一刻も早くこの男を放逐するのが、最大の安全対策であるのではないかとすら私は思った。

 日本の大マスコミがたれ流す映像を見ていても「何が起きているのかよくわからない」と歯がゆい思いをしておられる方も多いと思う。海外のメディアの方が、命懸けで現場に入り、冷静な映像を流してくれている。
 たとえばこのBBCだ。
 http://www.bbc.co.uk/news/world-middle-east-12307698
 何よりも「愛」がある。被災者への労りがある。プロの私の目から見ても映像的に敢えて言うならば「素晴らしい」。
 確かに顔ぶれを見ていて世界中からジャーナリストの「つわもの」たちがかけつけているとはいえ、おそらく何十倍もの機材や人員を持っている日本の大マスコミになぜこれができないのか。
 少なくとも、デマを防止し、救助活動の背中を支える啓発をすべきではないか。

 どこもやらないので、及ばずながら私からいくつか発言をしておこうと思う。
 まず、いまはまだプロに完全に任せてください。あなたや、あなたにできることは、自らの身の安全を確保し、資源や食糧の節約にくとめることです。
 勝手にモノを被災地に送らないでください。勝手にボランティアと称して現場に行かないでください。
 それらは現場の活動をむしろ阻害することになりかねません。
 必要な時にはちゃんと指示が下ります。その時まで、むしろ元気を温存していてください。

 次に原発の事故に関して、健康被害を起こしかねないデマが出回っているので注意を喚起します。
 放射能に汚染された時にヨウ素をとるといいという情報がネットなどに出回っています。これは間違いではありませんが、ヨウ素を含んだうがい薬などを呑むといいといデマが流れています。
 これは大変な間違いです。
 http://kodomo-kenkou.com/cretin/info/show/509
 周囲にも教えてあげてください。既に一昨日あたりから、ヨウ素の薬剤の流通はコントロールされているようです。これはいかに早い時点で政府が「ヤバイ」と察知したこという皮肉な証拠でもありますが。
 イザという時にはしかるべき方法で提供されるはず…です。あの馬鹿ども見ていると言い切れないのが辛いけど。素人療法は厳にいましめてください。

 礼儀や誇りということでいえば、大マスコミはもっとおのれの振る舞いに気をつけるべきではないか。
 たとえ地元出身とはいえ、お笑い芸人がスタジオにいる光景は異様だ。
 「いい話」のつもりでも、被災地にあってはかえって人びとの気持ちを傷つけることもあると知るべきである。
 公共広告機構しか入らないのなら、CMもすっぱりとやめてしまえばどうなのか。
 「なくなってわかる絆の大切さ」とかナレーションが流しているから被災地の話かと思ったら「生物多様性の…」と言っているのでリモコンを投げつけたくなった。人が目の前でどんどん亡くなっている時に、何がイヌネコの多様性だ。
 私たちはどんなに心を寄り添わせようと努力しても、被災された方々にはなりきることはできない。そのことを心にとめ、謙虚に、礼儀正しく、振る舞いたいと思う。

 激しく打ち続けているうちに、パソコンのキーが一個、外れてしまいました。以前やったところです。キー無しでその下の突起をそっと押しながら、この原稿を書いている。しかし、私は私のやり方で、石にかじりついてでも発信を続ける覚悟である。

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2011年3月15日号。<あれほど談合が大好きな大マスコミよ。今こそ「役割分担」を相談して無駄な電波を止めればどうか>。

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(2011/03/15 8:31), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月15日号。<あれほど談合が大好きな大マスコミよ。今こそ「役割分担」を相談して無駄な電波を止めればどうか>。

 

 3時起床。
 さすがに情報を追いきれない。いくつものことが同時に起きすぎている。そしてまた、大マスコミが「全く」!信頼できないということもわかってきた。政府の発表も「ほぼ」!鵜呑みにはできない。
 さまざまな失敗国家を取材してきて、権力やメディアを握るものが「悪意で」情報を統制しているのは見てきた。しかしこの国では「馬鹿なので」情報がとれないのだ!恐ろしい、恐ろしい。ある意味では、地震よりも放射能よりも恐ろしい。ここまで劣化が進んでいるとは。
 私はテレビを消した。新聞もさきほど届いたが手にもとらない。そこには情報の瓦礫しかないからだ。一方で、わが愛すべき工作員たちはまわりを巻き込んで 「恐るべき一次情報」を刻々と送ってくれている。海外にいる方々は目にしたものを転送してくれる。信じがたいことに地球を一周してきた情報の方がはるかに 役にたつのだ!
 多くの方が言っているが、まずはテレビは電波をたれ流す局を減らせばどうなのか。あるいはせめて、地震のニュースと原発のニュースを分担し、テレビ東京 やメトロポリタンテレビは首都圏の交通規制や計画停電の報道に特化すればどうなのか。ある局は、自衛隊や警察や消防の活動についてばかり報じればいいだろ う。ある局は死者や行方不明者、生存者、避難所の案内といった情報を流し続ければいいだろう。
 おまえたちは特権的に電波を割り当てられているのだ。携帯電話もつながらない中で、被災地にも心配をしている人びとの地域にも、その電波は自由に降り注 いでいるのだ。その責任がわかっているのか!東横線の駅前から「通勤する人たちは」などという中継をしている場合か。このキチガイ。
 天皇陛下が電気を消して闇の中にたたずまれておられるのである。その貴重な電気を使ってこの期に及んでもまだCMをたれ流していやがる。さすがのスポンサーもどん引きで入らなければ「エーシー!」と身内の公共広告機構のCMを流していやがる。
 <春の園遊会中止/御所でも自主的に電力制限へ/宮内庁>
 http://www.asahi.com/national/update/0314/TKY201103140457.html
 <宮内庁は14日、天皇、皇后両陛下の主催で4月に予定していた「春の園遊会」を取りやめると発表した。両陛下は東日本大震災の被害に心をいためて中止を決めたという。災害で園遊会を中止するのは1995年の阪神大震災以来。
 両陛下は震災の発生以来、テレビニュースを見続けているといい、今週の外出をすべて取りやめた。皇居のある東京都千代田区は計画停電の対象になっていないが、両陛下は計画停電の実施にあわせて、御所の電力使用を時間帯を区切って制限する予定。>
 朝日新聞よ、主語が違う。<宮内庁は>じゃないでしょう。見出しも。「両陛下が」でしょう。宮内庁はただの役人だ。陛下のお気持ちを伝えているだけだ。 大きな見出しで「天皇皇后両陛下は人びとの停電にあわせて使用可能にもかかわらず御所の電気を切っておられる」と書くべきでしょう。
 困ったなあ(苦笑)。御所の電気は切らないだろうと思うから陛下の膝下にもぐりこむように千代田区に住んでいる私としては、まことに心苦しい。しかし、電気を使って真の情報を発信することが私の仕事である。お許しを乞うことにしよう。
 大マスコミにおかれては「談合」を記者クラブにおいてなされて、きちんと役割分担をすればどうか。それこそが長年つちかってきたもっとも得意なことではないのかね。

 福島原発の状況は2号炉で深刻さを増しているように思われる。一連の事故に関しては専門家の意見もまことにまちまちだが、わかるところから見て行きたい。
 テレビでわあわあ喋っている人たちの何百倍もの寡黙な研究者たちがさまざまな意見をウェブに出している。その中でももっとも説得力がありそうなものを 『SPA!』の前担当者である編集者が教えてくれた。ちなみに、私のまわりには現役だけではなくずっと昔から今に至るかかわりのある編集者や記者たちの集 団が自然に出来ている。それぞれがそれぞれの情報網で集めたものを送ってくる。世界中にいる「工作員」の皆さんと並んぶ「特殊工作員」たちだ(笑)。自分 の媒体で出せばいいのにと思うんだけど、それがむしろ難しいんですよね。不思議な国だ。
 そのサイトというのはこれ。
 <MIT研究者Dr. Josef Oehmenによる福島第一原発事故解説>
 http://blog.livedoor.jp/lunarmodule7/archives/2406950.html
 結論はこれに尽きるだろう。
 <今までそしてこれからも深刻な放射能物質の漏洩は決して起こらない。>
 ただしこれは昨日の時点での見解であることに留意したい。その後、危機は当初は無視されていた2号機にやってきている。
 <東日本大震災:福島第1原発2号機、空だき状態繰り返す/炉内圧力上昇、注水が難航>
 http://mainichi.jp/select/jiken/news/20110315ddm001040029000c.html
 <東京電力は14日、東日本大震災で被災した福島第1原発2号機で原子炉の水位が低下し、長さが約4メートルある燃料棒が2時間以上にわたり、水面から 完全に露出する「空だき状態」になったと発表した。その後、燃料棒は海水が注入され半分まで水中に入ったが、炉内の圧力が高くなるなどの影響で水が入ら ず、午後11時過ぎに再び完全露出した。15日午前0時すぎ、弁を開けて圧力を下げる対策を取った。相次ぐ重大トラブルに、東電や経済産業省原子力安全・ 保安院は対応に追われている。>
 どうも今見ている限りでは注水をしても水を貯める側に損壊があって、底の抜けたバケツに水を入れる状態のようだ。制御棒はコントロールできていないし、 万策尽きたようにも見える。となればあとは炉心溶融に突き進むわけで、さきほど紹介したDr. Josef Oehmenも「まさかそこまではいくまい」と思っていた節がある。しかしそうなったとしても大丈夫だと彼は言う。
 <炉心溶融が進む最悪のシナリオを通ったとしても、環境中への影響は極めて限定的に封じ込められることに留意して欲しい。40年前に建築された原子力発 電所が、想定基準値をはるかに超えるM9.0という地震に遭遇し、その中で機能不全に陥りながらも最後の一線を超えないように現場の方々の不眠不休の努力 が続けられている。そんな中で、根拠なく不安を煽り立てるような言説を流すことは、彼らへの冒涜であるばかりか、無用な社会混乱を引き起こし、不測の事態 を誘発しかねない。正しい情報を正しく理解して、必要な行動をとるようにしたい。>
 言っておられることはその通りだと思う。いま、自衛隊は恐らく「決死」の活動をしている。現に被爆者も出ているようである。しかし、炉心溶融という事態 を人類はこれまでスリーマイル島やチェルノブイリでしか体験していない。そしてそのふたつともが悲劇的な結末に終わっている。そのことを考える時に、果た して「封じ込め」に成功できるのかどうか。政府としてはやはり最悪のシナリオに備え、もっと周辺住民に情報を出すべきだろう。
 そもそも、避難範囲を次第に拡大していくというのが、戦略的にはおかしいのである。とりありず広い範囲から避難させ、次第に安全とわかってきて狭めてい くのがセオリーでしょう。上空からヘリで視察するようなパフォーマンスをする暇があったならば、世界中の叡知を集めて最高の善後策をとるがいい。まあ、政 府も、大マスコミも、無責任なことをわあわあ言っている連中も、コトが落ち着けばしっかりとシメてやるのでそのつもりで。みなさん、忘れないようにメモを とっておきましょうね。

 かくしてこの国の大マスコミは報じないでいいことばかりわあわあと叫び、肝心なことはちっとも教えてくれない。こうなると「外の目」が大切になっている。
 いまもっとも日本に真剣な眼差しを注いでいるのは米軍だろう。本当のことを知るにはその発信をチェックするのがいい。秘密でも何でもない。誰でも見ることができる。
 この国の大マスコミからは伝わってこない写真や情報だ。
 http://www.defense.gov/home/features/2011/0311_japan/
 福島原発事故への対処も素早い。あの第七艦隊が放射能汚染を避けて艦船の位置を移動している。近くを通過した隊員に関して除染の措置もとられているよう だ。海の上にいるよその国の軍人たちがこうした行動をとっているのに、地元の住民がただ体育館にうずくまっている光景はどうにも解せない。しかしそれを受 け入れてしまっているのは、米軍はこうだよ、ということを日本の大マスコミが報じないから、あるいは報じさせてもらえないからだろう。
 空母ロナルド・レーガンの使用を日本の自衛隊のみならずその他の機関にも認めていることもわかる。これは米軍としては最大限の協力措置であるとともに、いかに事態が重大であるか、さらには日本側に対応能力が欠如しているかということでもある。
 わが国の防人たちはむろん必死にやっている。予備自衛官にもにも招集がかかった。
 あってはならないことだが、やがて殉職の報も入って来るかもしれない。そうした場合、この国では自衛官をどう祀るのか。これまでずっと目を背けてきた状況への対処も必要になって来るだろう。
 これは「戦争」なのだ。妄想的平和主義の中で惰眠を続けてきた私たちに、下された試練である。目をさました今、この試練を乗り越えたあとにやらねばならないことが、ひとりひとりの日本人の中に、ようやく目覚めていると私は信じたい。それが、これから明らかになってくるであろう、膨大な犠牲者たちに報いる道でもある。

 被災者の方々への援助について、根本的な発想の転換を提案したい。
 大東亜戦争の時に私たちの父祖が編み出した画期的な方法。「疎開」である。
 理由はいくつもある。現地の破壊状況がこれまでの災害をはるかに上回っていること。「家に様子を見に行く」ためにそばの避難所にいるような状況ではない。インフラも根底から破壊されているので、復旧までには長い歳月がかかるだろう。
 もうひとつは福島の原発だ。今後被害が広がらなくとも、安全が完全に確認されるまでは相当な期間がかかるだろう。
 あまたのメールを頂戴する中で私が感動したのは「うちにおいでよ」という内容のものの多さであった。「離れがあいている」「こどもの二人や三人…」「うちから学校に通えと小さな息子や娘が言っている」などなどなど。
 美しき日本人は死なず。この絆があるかぎり、日本国は滅びない。いや、あるいはここで生まれた絆こそが、再生日本の「芯」になるのではないだろうか。
 国家運営上も、いったんは国民の分布をコンパクトにまとめるのは意味のあることだ。国土の「選択と集中」をすすめるのである。そして再建する東日本こそ、これまでのように、美しい国土を利権にかえて汚してきた愚を繰り返さないでいただきたい。
 「とにかく避難」の時期が終われば「避難生活の質」を考えたい。それぞれの家に引き取らずとも、人口減少に伴ってあいている施設はいくらもあるはずである。地方分権の時代というならばその意気地を見せる時だ。各地の義士たちよ。たちあがれ。

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2011年3月14日号外3。<ストリーミングこちらで明日の朝まで観ていただけます>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/14 21:23), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月14日号外3。<ストリーミングこちらで明日の朝まで観ていただけます>。

 

 ストリーミングやったのですが、あまり環境がよくなかったみたい。迂闊屋は一生懸命だったんですが。
 ライブで見ていただけなくとも、こちらでご覧になれるようにしました。しかし情報はどんどん古くなるので、誤解を受けぬように公開は明日の朝までにします。
 http://www.ustream.tv/channel/katsuya-stream
 このページをあけたら下までスクロールして、3つあるウインドウのうちの右端あたりをクリックしてください。観ていただけると思います。しかし、時間が たってのそれはまことに恥ずかしい。一回観たら、忘れてください。それは私があの瞬間に、みんなを元気づけたくてやったものですから。

 さきほどまで都内でもともと約束していた打合せを終えて戻ってきました。途中、何軒か、取材のために大きなスーパーとコンビニに寄りました。食糧はほと んどありません。ここまでないのは、阪神大震災の時以来です。自分の食事に関しては、呆然とするほど考えてのおらず、まあ私が必要な人間であれば、誰かが なんとかしてくれるでしょう。
 福島原発の2号機でも爆発があったようです。同じ造りをしているのだから同じ状況では同じことが起きるでしょうね。
 『天国のいちばん底』をお読みのあなたや、あなたは、私が同級生の中でも「レッサー」という男に思い入れしているのがわかると思います。冷徹な科学者です。彼は長じてもそのようになりました。金沢の大学で先生をしています。
 私への私信でありますが、それをお伝えするのが、もっともいまの不安をおさえることになるような気がするので公表する。
 <CNNをずっと見ていたのですが、専門家が出てきて,メルトダウン(炉心溶融を直訳するとこうなる)という言葉がひとりあるきしている.メルトダウンはもっと深刻な状況に使われるべき言葉で,現在の炉の状態を言うのに適切なことばではない,といっていました.
 日本語の「炉心溶融」を直訳するとメルトダウンになりますが,これは,燃料全体が溶融するような状況のことをいいます.
 日本のマスコミが,専門知識に乏しく,このような表現があふれることになったようですが,性格には,燃料棒の一部に損傷が起こっている,とでもいうべきところでしょう. 現在の原子炉の様子に関しては,New York Timesの記事が参考になるかとおもいます.
とにかく現場は,なんとかコントロールしようと大変な努力をしている,ということは確かなようです.
 http://www.nytimes.com/2011/03/14/world/asia/japan-fukushima-nuclear-reactor.html?pagewanted=2&ref=asia
 まあ,現時点ではメルトダウンの心配はなさそうですが,格納容器の圧力をぬく,水を入れる,という努力が今後長期にわたって続けられるだろう,ということのようです.
 ただ,燃料棒が露出した状態が続くと危険ですので,当面ウォッチしていく必要があるとおもいます.>
 小説では「アホな奴の一員」ですが、実は「カシコい奴」もしくは「シブい奴」の言うことなんで聞いてやってください。私もそんなところだろうと思ってい る。しかし、卑劣漢と卑怯者と嘘つきがこの国の中枢にいる以上、すべてをうたがってかかっているけど。ではまた、明日の朝。

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2011年3月14日 (月)

東電会見中

東電会見中

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テレビがないおかげで自分で情報を漁ります

福島原発関係のテレビなどではあまり知らされない情報は、こちらが有効かと。
http://iwakamiyasumi.com/
http://www.ustream.tv/user/iwakamiyasumi

http://twitter.com/#!/hayano

知ったところで何もできないと思うかどうかは、その人次第。

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2011年3月14日号外2。<いまこの瞬間にも命をかけている防人や海猿に最大限の声援を!17時からストリーミング、やります>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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(2011/03/14 14:42), 勝谷誠彦の××な日々。 wrote:

 2011年3月14日号外2。<いまこの瞬間にも命をかけている防人や海猿に最大限の声援を!17時からストリーミング、やります>。

 

 屑だとは思っていたが、日本の大マスコミはここまでキチガイか。
 みなさん、何を知っていますか?欧米の大使館が職員を引き上げはじめている首都圏でぼんやりさせられていることをどう思いますか。電気を止めるのは勝手だが、腎臓透析の患者さんたちがどれだけ危機的な状況になるかわかっていますか?
 それは「殺す」ということなのだ。
 一方で、驚くべきである。首都圏では今のところ輪番制の停電は起きていない。人びとの良識が電力を抑制しているのだ。これは逆に、どれだけ今まで使用者 の良識をわからずにくだらないCMをたれ流していたかという、電力会社に対する痛烈な皮肉ではあるけどね。もっとも18時ごろからの停電は避けられない可 能性がかなり高い。

 怪しいことは言いたくない。しかし、福島の原発で起きていることを政府と、そのグルの大マスコミは隠し過ぎている。「あと数日がチェルノブイリになるか どうかの瀬戸際だ」という各国の情報機関の間で飛び交っている話に背を向けて、テレビではど~でもいい連中がフリップを使って解説をしている。
 いまこの核の危機に立ち向かっているのは自衛隊の部隊だという。原子炉への注水にあたっているのは「自衛隊のNBC部隊」だという情報が入ってきている。
 それとの関連はわからないが既に殉職者が出ているという情報も。また、それとは別に海上保安庁で行方不明者の捜索のヘリが落ちたとも言われている。防人は、海猿は、命懸けで私たちの命を護ってくれている。ありがとう、ありがとう。
 いま官邸に居座っている極左のキチガイどもは「ものごとを小さくしてオノレの責任を逃れよう」ということに汲々としているように思われる。あんたらがア ホなのはもとからわかっているのだから、それはどうでもいい。首相を続けたければしばらくやらしてやる。あとの歴史で「屑が総理をやっていた」と書くまで だ。そしてそれは私の仕事だ。
 しかし、まずは現実をすべて私たちに開示してほしい。何が起きているのか。私たちが何をすればいいのか。
 西日本には腕をぶしている健児たちがいる。あの時の恩返しをしたいと考えている、世界中にそういう人びとがいる。
 アホのクズのキチガイが官邸にしがみつくのはしばらく見過ごしてやってもいいから、まずは素直に情報を出しなさい。良民、常民は勝手に動くから。

 17時からストリーミングをやります。ぜひ大勢の人に聞いてもらってください。
 日本で唯一の「真実のニュース」です。多くの人に見てもらうよう、呼びかけてください。

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『勝谷誠彦のxxは日々。』号外:本日17時からストリーミング放送を行います。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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いつも、ご購読ありがとうございます。
勝谷誠彦スタッフです。
このメールは購読者の方々にお送りしております。

突然ですが、本日17時に『勝谷誠彦ニュース』をお送りいたします。
USTREAMでのストリーミング配信(生放送)となります。
17時前になりましたら、公式サイトをご覧ください。
http://katsuyamasahiko.jp/

パソコンやカメラなど、全てバッテリーを使用する予定です。
シンプルな放送となりますが、インターネット回線の都合で予定が変更となる場合があります。
あらかじめご了承ください。

放送時間は30分間の予定です。

 
 

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 2011年3月14日号外。<日記の転送を臨時に許可します。台湾の人びとからのメッセージを添えて>。

 2011年3月14日号外。<日記の転送を臨時に許可します。台湾の人びとからのメッセージを添えて>。

 

 こういう時はどうしても言葉が軍隊ぽくなるのですみません。しかし、簡潔にして要件を伝えるにはいいのだ。
 多くの方から、私のメールを転送していいかという依頼が来ています。
 転送してください。本文でも、号外でも。ただし、あくまでも東京にいるひとりの素人があちこちの情報から推察していることです。ですから、必ず下記のヘッダーを添えてください。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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 そうだなあ。転送許可の期間はとりあえず1週間ほどにしましょうか。私は、あなたや、あなたを信じています。これは紙に書いて決めることではない。あなたや、あなたに、私はそのことを託します。日本国のために。

 せっかく号外なので現下の状況を。
 仙台を中心とする地域の医師たちには動員がかかっていますが、治療というよりも検屍、いや、遺体が並んでいるのを見ている状態です。
 日本国全体で電力を被災地にまわすべきですが、医療機関での停電が深刻です。これは、輪番停電をしている地域でもおこりうることであって、どちらも被災 者となりうるので慎重な動きが必要です。東京電力の停電のメッセージは二転三転していて、かえって混乱を引き起こしている。今言うことではないが、東電と それを管轄する行政、そして大マスコミの責任は今後問われるべきでしょう。最新の情報を見てください。朝発表したこととは、停電の状況はかわってきていま す。
 子弟の被災地での安全が確認された親御さんは、できるだけ帰省を呼びかけてください。現場での負荷を少なくすることが大切です。佐賀県知事がそれを訴えていますが、正しい判断だと思われます。その時に、知人友人で現場にいる必要がない人をともなうこと。
 日本国は全体で日本国です。すべて地域が「親戚」になって受け入れてほしい。これを日本国は過去に体験しています。世界でもほとんど例がない「疎開」ということだ。
 いまこんな時にこんなことを言うのかは不謹慎と言われるのかも知れないが、大和島根の「組み換えの機会」を天が与えてくれたのだとも考えられる。
 日本人全体に、今回の災厄は降りかかったことだという自覚を持って「自分が義のために何ができるか」を考えましょう。

 原発で起きていることについては「公式発表」に対してわが秀逸なる読者の専門家集団が次々と疑問を呈しています。海外での報道は「メルトダウンの危険性」ですが、これが冷静に見た場合の最悪の見立てとして正しいのかも知れない。
 この日記ではこれまで政府とそれと一体となっている大マスコミがいかに嘘をついているかを書いてきました。いまやまさにそれが露見しているといっていい。
 私はヒマです(爆笑)。どの大マスコミからもコメントの依頼すらない。いいんですけど。ゆっくりできて。
 『スッキリ!!』は私がいないままオンエアされているという驚いた読者の方からのメールも来ました。「何て言ってくれるのか期待していた」というのに。
 私がいちゃマズいんでしょうね。ホントのこと言っちゃうから。
 おかげさまでヒマなので、自分の責任と費用において現実をウォッチしつづけます。『勝谷誠彦の××な日々。』があるかぎり、真実への窓はあいています。
 再確認。メールを転送していただいて結構です。すべての判断は、私が愛してやまないこの日記の読者、あなたや、あなたにおまかせします。

 最後に。こんなにも私たちを愛してくれている人びとがいる。中華民国、万歳。日本国、万歳。
 http://www.youtube.com/watch?v=eKduLvFwGGw

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2011年3月14日号。<現場に駆けつけられない義民よ。「このあとの話」をしよう。日本国の復活のための>。

<これは勝谷誠彦が個人で配信している有料配信メールです。非常時とあって配信元の許可を得て転送します。あくまでも個人が得ている情報からの推察ですの で、内容についてはそれぞれがきちんと吟味して判断してください、という勝谷のメッセージを添えます。なお配信元その他の情報は下記の通り。
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 2011年3月14日号。<現場に駆けつけられない義民よ。「このあとの話」をしよう。日本国の復活のための>。

 

 3時半起床。
 今日、首都圏の人びとははじめてこの国家的災禍を肌で感じることになる。電車は動いていない。2度にわたって電気が止まる。電気が止まるということは、 エレベーターが動かない、トイレが使えない、ネットや電話も場合によってはダウンするということだ。家だけではない。大型ショッピングセンターや会社でも それは起きる。
 朝刊のラジオテレビ欄には『スッキリ!!』がオンエアされることが載っているが、私の出演はない。実は朝刊を見て私も驚いてマネジャーのT-1君に連絡 をした。昨日のうちに「報道特番なので『スッキリ!!』はありません」と聞いて「そりゃそうだろうな」と納得していたからだ。しかし、どうやら番組自体は ある。
 「ははあん」と思った。これがいま私たちが直面していることの現実である。この日記や号外を通じて、あなたや、あなたには相当真実に近いことを識っても らっている。しかし、多くの日本人は「何が起きているか」を知らされていないし、政府と、それと結託している大マスコミは「知らせたくない」のだ。勝谷誠 彦がテレビに生放送で出ると困るのである。ここで書いているようなことが電波に乗ってはマズいのだ。
 これが自由と民主主義を標榜する日本国の現実だということを、私たちは肌身で感じておこう。そしてまずは同胞の命を救い、そのあとで立ち直る時に、いま この目で見ている卑怯者、売国奴、無能の輩どもを叩き出し、吊るすのだ。悲しみで思いっきり泣いたあとには、怒りを手に立ちあがれ。繰り返す、メディアの 情報操作にも目を向けよ。

 首都圏の人びとはようやく起きたことを皮膚感覚で感じつつある。昨夜、私のベッドは揺れ続けた。そして朝になると、交通機関の半ばが麻痺し、輪番停電がをするということが告げられた。
 輪番停電というのは途上国に行くとよく出会うことである。私が泊まっているようなホテルは自家発電機を備えていてあまり実感がないのだが、街場の食堂で 飯を食っていたりするとすうっと電気が消えて、エアコンが止まる。汗だくだくでの食事となる。それがまさに日本国で起きるということだ。
 停電の情報を聞いてまず思ったのはこの日記をちゃんと送れるかということであった。私のパソコンはバッテリーが死んでいてACがないと動かない。ええ、早く次のマシンに移行しろと周囲はうるさいですよ。しかしその時間がなかなかとれないのだ。
 これはイカンと思ったが、停電する地域を見ていくうちに千代田区は除外されていると知った。何か他の地域には申し訳ないが、これが私がどえらく高い家賃 を払って皇居の側に仕事場と住居を構えているまさに理由である。首相官邸と一蓮托生(笑)。国家の中枢の電気を止めるわけにはいくまい。さきほど書いたよ うに危ない場所に行った時に、いちばん高いホテルに泊まるのも同じ理由なのだが、まさか自分の国でかけていた安全保障のための保険がこんな形で生きること になるとは思わなかった。
 こうして首都圏の人びとも肌で「とんでもないことが起きている」と感じながらも、実のところ現場の状況は全く伝わってこない。地震の発生から72時間が たとうとしている。みなさん、ヘンだと思いませんか。たとえば少し前のニュージーランドの地震ではあれほど「72時間」「72時間」と言いわれた。72時 間を過ぎると瓦礫の下に埋もれている人びとの生存率がぐんと低くなると伝えられた。だから各国の救助隊もそれまでに救うことを目指した。
 いま、その論議はほとんど行われていない。テレビがたれ流しているのは愚にもつかぬ原発の炉心部の解説図ばかりだ。原発の状況も確かにあまりよろしくな い。しかし「起きるかもしれない被爆」と「現に瓦礫の下にいる何万人もの人びと」とどちらが大切なのか。明らかに後者であろう。しかしカメラは一切それを 映し出さない。原発はむしろ、地震の現場から人びとの目をそらすために報じられているようにすら私には思われる。

 遺体の写真を見ましたか。ほとんどないでしょう。瓦礫を掘り起こす自衛隊や警察の映像がありましたか。遺体安置所はどこでしょう。
 それらが見事に欠落している。意図的に見せないのか。それとも全く対応できていない欠陥国家であることが露呈されているのか。世界的に見ても不気味な光景というほかはない。いま書いていて私は背筋がぞくりとしている。
 私のもとには命懸けの工作員のみなさんから(愛しているよ!)さまざまな情報が送られてきている。いずれもベクトルは今書いたような方向を示している。政府と、それと結託した大マスコミは明らかに情報をコントロールしている。
 日本中から駆けつけようとしたDMATのいくつかは現地入りを「拒否」をされた。救命するべき対象がないというのだ。テレビで映し出されている「ヘリで 吊り上げられる被災者」の多くは、大病院の入院患者だという。津波でも崩れなかったくらいの立派な建物にいた長期入院患者が救出されているらしい。その 「絵」がないと政府は何もしていないと思われるので、もちろんその方々の命が救われるのは大切だが、ある意味で「絵をつくっている」のではないかとすら思 われる。
 しかし現実を直視しなくて何の救助か。何の復興か。医学ではなく地学の専門家として言わせていただくと被害には大きくわけて二つある。地震の揺れによる それと、津波によるものだ。後者では「引き」の凄まじさが現場を呆然とさせているのだと推察する。被災者も遺体も、もはや陸上にはあまりないのではない か。津波のすさまじい「引き」が沖合へと連れ去っているのである。やがて、太平洋の島々などから、日本人の犠牲者の報告が届いてくる気がする。
 だが問題は前者だ。津波の被害がなく、建物の崩壊によって閉じ込められている方々がいるはずだ。DMATや各国からの救助隊はそちらに集中的に投入するべきだろう。
 そうしたオペレーションの統制が全くできていない。誰が日本国のこの未曾有の国難をコントロールしているのか。ときどき、本当ならば外国人からの献金問 題でとうにいなくなっているはずの男が眠そうな顔をしてきてボソボソと言っている。あるいは耳ばかりがでかい男が偉そうに喋っている。
 原発に関してその無能ぶりを伝える話は山ほど私のところに来ているので、やがてどこかで書くこともあるだろう。危ないところだった。政治屋や大マスコミ をカネで手なずけている東京電力は、なんとか海水とホウ酸による緊急注水を避けようとしていた。海水を使ってしまえばもう原子炉は使えなくなるからだ。し かしさすがに専門家の「日本をチェルノブイリにする気か」という一喝に、注水を決めたようだ。いずれも首相官邸の中でのことである。

 一方で良民常民のみなさんの振る舞いは日本国の将来に明るさをともすものである。各地で献血は数時間待ちだとも聞いた。茶髪のヤンキーが「おう、血ぃあ げていこうで」と言って列に並んでいたと。それぞれの立場で何ができるかという問い合わせが私のもとに殺到している。しかしさきほどから書いているように 現場は「封鎖されている」のである。そしてまた、津波がまたいつ来るかもしれないという特殊性が今回の事態にはある。そのことはわかってあげたい。
 では現場に行けない私たちは何をすればいいのか。それは「次のことの準備をする」のである。この災禍が現場的には終了したあとの「次の日本」を考えるのである。
 昨夜、私は電話をいくつかかけた。日本の真ん中で政治的に対立している人びとだ。「日本国のために、ということにやっと頭がまわりはじめましたか」と申し上げた。永田町でのしょうもないケンカにあけくれているくだらなさに目覚めたか、と聞いた。
 その中のひとりは他のひとりに電話をかけた。お互いに「日本国のために」ということで一致したという報告がさきほどあった。当たり前である。もっと前からやっていろと言いたい。
 阪神淡路大震災などの時とは違って、今回は直接の応援はなかなかしにくい状況だ。であればこの国が立ち直る時にのパワーを、事態に関与できないみなさんは蓄えておいて欲しい。東日本を、他の地域が「これからしばらく自分たちが食わせるんだ」というくらいの覚悟が欲しい。
 日本国のGDPはこれでマイナスは決まっただろう。税金の歳入欠陥など吹き飛んでしまった。臨時予算を組み、新たな増税も必要になるかも知れない。ここ まで国会でやっていた国債や税金に関する論議が、いかにちまちましたものであったかと、振り返るとみな呆然とするのではないか。
 九州の方には申し訳ないと思う。悲願の新幹線の開通のめでたくあるべき日に、未曾有の国難が襲ってきてしまった。しかし、日本人全体とすれば、これはひ とつの象徴的なこととも受けとめられる。青森から鹿児島まで新幹線が通った。それは、戦後の日本人たちが望んだ、まさに坂の上の雲であった。途中から、そ んなことはもはや不必要になったにも関わらず、古いパラダイムに依存し、そこから利権談合共産主義の利益を得てきた人びとは行進を続けた。
 その「夢」がかなう日になにものかは鉄槌を下し、東日本の新幹線の路線を破壊しつくしたのだ。歴史は時に、小説家でも恥ずかしくて描けないようなことをやってのける。

 海外は日本人の振る舞いをじっと見つめている。久しぶりともいえる、驚嘆と賛辞をもって。このことは数少ない私たちにとっての光でもある。知っておこう。そして、心からありがとうと言おう。これは記事というよりも写真で見てください。
 <「がんばれ日本、がんばれ東北」英紙が1面でエール>
 http://www.asahi.com/international/gallery_e/view_photo.html?international-pg/0313/TKY201103130286.jpg
 <東北>という言葉を知っていてくれるのが嬉しいね。記事は毎日新聞から。
 <東日本大震災:英米紙、手厚く報道>
 http://mainichi.jp/select/world/news/20110314ddm007040098000c.html
 <また米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)は12日、「不屈の日本」と題する社説を掲載した。社説は地震大国日本の技術力と「備え」をたた え、「日本は経済が低迷し、政治家の失態に国民の大部分は当惑しているが間違ってはいけない。日本の産業力は依然として偉大だ」と述べた。>
 その通りですね(苦笑)。ただし<日本の産業力は依然として偉大だ>についてはその背後にあるものを見て欲しいと思う。「日本民族の力は依然として偉大だ」だと。
 ニュヨーク・タイムズはそのあたりに理解を示してくれている。
 <また米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)は11日、阪神大震災当時に東京支局長だったニコラス・クリストフ氏のコラムを掲載。同氏は、阪神大震災時 の取材で、崩壊した商店街で略奪がほとんどなかったことを紹介。「我慢」という日本語を引き合いに「日本人の忍耐力や冷静さ、秩序は実に高潔だった」と説 明し、「今後、それらが示されるだろう」と期待を寄せた。>
 「我慢」は皮肉なことばだ。その「我慢」が今のような政治屋をのさばらせることになってしまったのだから。ニーヨーク・タイムズよ。日本人はこれを機会に「我慢」を捨てます。そして新しい地平へといく。手にしていることばは「大和魂」だ。

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